キドリハ通信 KIDOREHA BLOG

『素直な心と周りへの気遣い』2020年4月7日(事故から5年と3日目) 2020年04月07日 08時30分15秒

Vol.42 キドリハ通信~欲しがりません立つまでは第6章~

おはようございます。木戸です。

先週末の4月4日で、車いす生活になり5年が経ちました。
脊髄損傷という障がいは、歩けないこと以上に『直腸障がい』が一番悩ましいところです。

下半身の筋肉が動くかず、感覚もないため、排泄の開始も終わりも分かりません(人により障がいには差があります)。終わりが分からないので、もらすのを心配して、なかなかトイレから出ることができません。時には数時間、トイレに座ったまま寝落ちしてしまうこともあります。

昨晩も、1時間半ほどトイレにこもっていました。
時間がかかるのは悩ましいところですが、有意義に過ごすために、本を読む時間につかったりもしています。

昨晩読んだのは『実践経営哲学(松下幸之助著)』。

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経営哲学というと難しい感じがしますが、書いてあることは、人として、基本的なことばかりです。

例えば、最後に出てくるのは「素直な心になること」。
ただ、松下幸之助がそれを言っているということが、逆に「いかに人として素直に生きることが難しいか」を物語っているような気がします。

また、カリスマ性のある経営者に共通しているポイントの一つは、バランス力(りょく)だと思います。
例えば、こだわりの強さと柔軟性を兼ね備えている方は見ていて納得できるコトが多い。

今日には、大阪、兵庫に緊急事態宣言が出るようですね。
自分の心に素直に、とは言いつつ、外出など、我慢の意識を高める必要があります。行動が難しい状況ですが、こういうときだからこそ、自分に素直に、ただ、一方で周りへの気遣いを忘れずに、過ごしていきたいものですね。

経営も、人生も、コロナ対策も、バランス力。

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