キドリハ通信 KIDOREHA BLOG

2015年10月6日、入院128日目。(事故から187日目。) 2015年10月06日 15時34分20秒

皆さん、おはようございます。
今週も、引き続き木戸ですよ。
さて、昨日は寒かったですね。日中も半袖じゃ寒いくらいでした。でも、僕はもともと夏よりも冬の寒さの方が好きです。
運動すると温まってちょうど良くなるからです。昨日も坂道ダッシュをしましたが、少し汗ばむ程度でちょうど良かったです。
ちなみに、
昨日の屋外坂道ダッシュでは、15本の壁(今は14本)に阻まれて記録更新できずにいます。くそ~!口惜しい。
でも、30mダッシュ5往復では、初めて1分を切り58秒台。最初は1分30秒のタイムだったので、こちらはまた1歩前進です。
なお、昨日は失禁がゼロでした。
正確に言うと昨日は排泄の時間にも便が出ていないので、今日の便の状態を見て状況を判断する必要があります。
(土日に失禁しすぎて便がなくなっちゃったかな?笑)
実は日曜日に、排泄についての色々な話を聞くために 頸椎損傷の方と話す機会がありました。
(食事中の方は後で読んでくださいね。)
今は23歳で大学生。17歳にトランポリンの部活中に頸椎を損傷し、頸椎歴6年の方です。
以前は、排便の際に7時間くらいトイレに座っていることもあったようです。
7時間ですよ?7時間、考えられますか??
僕はさすがに7時間はないですが、 でも、気持ちはわかります。
彼は大学生なので、授業など、どうしても遅れられない、そして何かあっても教室を抜けづらい状況が多々あります。
そう考えると、排泄の時間だけで便が出きったかわからず、不安が払しょくされず、結果、なかなかトイレから出られない。。。
そういった過敏な精神状態、負のスパイラルに入る気持ちはよくわかります。
しかも、大学生という多感な時期に、排便の失敗は自尊心を大きく傷つけます。
その分不安と闘っている様子が容易に想像できます。それを乗り越えて、6年目の彼があります。
話し方、落着き、6年間自分と向き合ってきたからでしょうか、最初は年上と思ったほど貫禄を感じました。
僕も、以前は2時間ほどトイレに座っていることもありました。
仕事も学生生活と同じか、それ以上の制約の中で生きていくことになるはずです。
絶対失禁できない状況で、不安をゼロにするのは難しいです。
気にしだすと、余計に不安は止まりません。
話を聞いていて、排便の方法は本当に人それぞれです。
病院によっても常識が大きく異なります。
薬は飲まない方が良い、敵便は痔になりやすく、肛門括約筋が緩む可能性があるのでしない方が良い。
病院により、そして人により言うことも様々です。
その彼も、薬は最小限にし、摘便ではなく座薬のみで排便しているようです。
そして彼は、所沢にある国立リハビリテーションセンター(通称コクリハ)で、車椅子漫画『リアル』のモデルになった病院に通院しています。
脊損の世界では有名な病院です。なのでその情報も無視できません。
僕は、今すぐ神奈リハでやっているやり方を否定することはできませんが、まだ半年しか経っていないこともあり、幅広く情報を取り入れて、今のうちに色んな方法を試した方が良いと思いました。
もう1つ思うのが、自分が17歳の時に脊損になっていたとすると、耐えられただろうか、今ほど割り切れていなかっただろうな、そう思います。
高校生の多感な時期、親離れできていない時期、もちろん結婚もしていない、就職も、大学進学すらしていません。
そんな時、脚の感覚がなくなったら、立ち直っていただろうか。ボールを追いかけていた大学四年間も無くなるのです。。。
反対に、僕があと10年、20年後に脊損になっていたとしたら・・・?
今から約10年ほど健常者として生きていけます。子どもも生んでいると思います。
でも、40歳、50歳のお父さんが歩けなくなった事実を子どもはどう受け止めるのか?
自分が子どもにあたってしまうかもしれない。そして上半身を鍛えるだけの体力が29歳の今よりも数段ない状態です。
(実際は考えてもしょうがないことなんですが、)考えれば考えるほど、今の自分は、それでいてツイているんだ、そう思えて仕方がありません。
そうやって、また前を向いています。
今日も、今の自分に感謝して、
恥ずかしくないリハビリをしようと思いました。
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追伸。
昨日、facebookで怪我のことを初めてキチンと告知しました。
同時に、キドリハブログについても告知をしましたが、アクセスが11,995アクセスあり、既に様々な情報が寄せられています。ありがとうございます。
引き続き、何か情報をあれば些細なもので結構ですので、教えていただけますと幸いです。

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