キドリハ通信 KIDOREHA BLOG

2015年12月2日、入院185日目 。(事故から244日目。) 2015年12月02日 17時16分09秒

皆さんおはようございます。
今日は水曜日、週半ばですが、張り切っていきましょう。
今日は、とにかく皆さんに伝えたいことがあります。
昨日の体育で、坂道ダッシュ16本を達成しました!!
とにかく嬉しい。とにかく嬉しいキドです。
ココ1か月ほど、なかなか超えられなかった16本の壁。
試行錯誤を繰り返して、やっと超えました。
一喜一憂どころか 一喜二十七憂くらいしてましたが、
その分この一喜が27倍嬉しいからやめられないんです。
先生たちも一緒に喜んでくれて、
「やっといけたね!おめでとう!!…よーし次は17本だ! 」
「・・・。」
いや、分かってるんですけどね。終わりがないことは。笑
先生、今日1日くらい、16本達成の余韻に浸らせてくださいよ。苦笑
雲の上の存在だった17本。
17本を実現すれば、脊損患者が持つ病院の記録、歴代トップに並びます。
正式に、挑戦権を得たことになります。
そんな大それたことではないですが、今の自分にできることは、
目の前のできないことをクリアしていくことで、「木戸もやっているなら・・・」と、
皆さんに少しでも思ってもらうことができればと思うので、退院まであと1週間、トップの記録を目指します。
(厳密に言うと退院後も外来で通うので訓練はまだまだ続くのですが。笑  今はそれは考えないことにしよう。笑)
「人の価値は『人が求める数』で決まると思うんです。」
by百獣の王・武井壮
昨日、タレントの武井壮が大学生相手に語った授業を見ました。
陸上十種競技で日本チャンピオンになった頃、 日本陸上の最高峰の大会ですらスタジアムに1万人入るかどうか、という現実。
観客と出場者数の割合で換算すると、出場者 1人あたり20人の観客を呼べると 国立競技場5万席が埋まるというのに、
自分は 日本一になったのに 20人すら呼べないのか、そう思って愕然としたそうです。
その思いから、人に求められるためにはどう生きるべきか、そう思ってその後の人生を送ってきたといいます。
以前紹介したコトバの中で、
「あなたが生まれたとき、周りの人は笑って、あなたは泣いていたでしょう。
だからあなたが死ぬときは、あなたが笑って、周りの人が泣くような人生をおくりなさい。」
というコトバを紹介しました。僕の大好きな、ネイティブアメリカンの教えです。
ここにもコトバに込められた思いに共通点があると思うんです。
僕が大学時代に「自分はなんのためにサッカーをしてるんだろう?」って考えたりしました。
もちろん、大学日本一になるためっていうのは目標としてはあったんですが、
プロではないので、お金や勝利だけのために戦っているわけではない。そう思っていました。
毎年、そのシーズンが終わった時に打ち上げをすると、
みんなで肩を組んで思い出話をしながら、 笑ったり、感極まって泣いたりして盛り上がるんですよね。
「ああ、自分はこうやって『みんなで笑って泣ける』この時間のためにサッカーやってるんだ。」
そう思うと、シーズン中のどんな落ち込んだ調子が悪いチーム状況でも、
「これでもっと打ち上げが盛り上がるぞ。」って、密かに楽しめるようになってました。笑
何万人の心を動かせるほどではなかったとしても、次に僕が17本達成したときに、一緒にいる人が、自分のことのように喜んでくれる。
そんな患者を目指して、今日も一日、訓練行ってきます。
今日も長くなりましたが、読んでいただきありがとうございました。
写真は、会社同期のラガーマン達からもらった、 アトムが可愛いゴロー丸Tシャツを着て、 キドゴロー丸発進です。笑
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