キドリハ通信 KIDOREHA BLOG

2015年6月11日、入院11日目。 2015年06月11日 15時57分38秒

事故してから、入院生活で時間ができたので、慣れない読書をしています。
最近読んだ本の中で、毎日「ツイてるツイてる…」と言っていると毎日が前向きになっていくとありました。

例えば、事故で電車が遅れた時も、「ツイてるツイてる。自分が事故にあわなくて良かった。今日も元気に出勤できてて幸せ。」つてな感じで、些細なコトでも常に前向きにとらえると良いとのコト。夫婦で実践しています。

さて、今日は毎日午前中に行っている排泄訓練について紹介します。排泄なんて訓練できるの?といった疑問が出てきそうですが、確かに今僕はヘソ辺りから下が麻痺しているので、排泄しても感覚がありません。小便はまた後日説明するとして、今日は大の方の話を。朝食食べている方は食べ終わってから読んでください。
今、便を出したり我慢したりする肛門括約筋が効きません。なので、便が腸に溜まったら失禁して便が自然と出ます。そんな状態ですので、今は恥ずかしながらオムツを履いていつ便が出てもイイようにスタンバイしています。
では、社会復帰に向けてどのように排泄訓練するかというと、毎日の排泄サイクルをつくるコトを目指します。具体的には、朝9時~浣腸をするなどして、1日腸に溜まった便を強制的に出し切ります。そして、その後、昼、夜と食事をとって、また溜まった便を次の日の朝9時に浣腸して出します。

浣腸の時には、肛門括約筋に力が入らない代わりに、腹筋に力を入れて腸に溜まった便を下に押し出すつもりで気張ります。その時、肛門括約筋にも収縮が戻ってこい戻ってこいと自分の頭と身体でイメージしながら気張っています。念じながら気張ります。
ただ、それでも簡単に排泄サイクルがつくれるわけではなく、今僕の場合は、朝の浣腸で便が出きらずに、午後の訓練後にお通じが出ている、という課題があります。午後は体を動かしたリハビリなので、よりお腹の動きが活発になり、便が出てしまうという状況です。それを解決するためには、薬の力で調整します。下剤を飲んで便を出やすくし、午前中に出しきってしまうのか、整腸剤を飲んで午後に出にくくするか。そのようなコントロールをしていきます。
また、午後のリハビリ中に便が出てしまうと、また看護師さんにお願いして、オムツの交換をしてもらうことになります。看護師さんはもちろん仕事として当たり前のようにオムツ交換してくれます。

ただ、29歳になってオムツ交換をしてもらわなければならない、そのコトには未だに慣れないし、一生慣れたくない…そう思って早く排泄サイクルを身につけたいと焦る気持ちもあります。

ゆくゆくは、浣腸して強制的に排便するのも自分でやるコトになりますし、一人の人として社会復帰する上で、排泄コントロールは肉体的にも精神的にもやはり大きな課題です。

毎日失敗を繰り返しながら焦る気持ちもありますが、日々課題解決する頭と身体が残っている、今生きているコトに感謝して今日も頑張ります。皆さんも健康第一で頑張っていきましょう!
今日もツイてるツイてる…ウンがツイてる。あ、看護師さん呼ばないと。”

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