キドリハ通信 KIDOREHA BLOG

2016年2月8日、新生活59日目。(事故から312日目。) 2016年02月08日 13時00分00秒

vol.28キドリハ通信~欲しがりません立つまでは第2章~

皆さんこんにちは。

少し時間が空いてしまいましたが、今回も海外視察での素敵な出会いについて紹介するので、できれば最後まで読んでくださいね。

なお、今週末は母校の筑波大学まで足を運び、現役蹴球部(サッカー部)員たちとの交流をしてきました。
現役大学生の若い選手たちと触れ合って、また刺激をもらいました。

また、OBの中でも、先輩・同期・後輩たちと会える貴重な機会でした。
「もう一度歩けるようになって、蹴球部の仲間と同じピッチに立つ。」
一生の夢の一つです。自分の夢を再確認する機会にもなりました。

さて、今日は海外視察編の続きのレポートです。

<1/22 リハビリ海外視察”4日目”>
オーストラリア4日目。

今日は予定てんこ盛りの1日です。
・ダニエル宅の訪問
・メイキングストライズ
・ジョシュとの夕食

話が長くなるので、今日は1番目のダニエル宅の訪問を紹介します。

ダニエル (通称ダニ) とは、ペリー先輩(1/21キドリハブログ参照)に紹介してもらった、車椅子生活を送っているオーストラリア人です。写真がダニエルです。

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日本と違い、オーストラリアの車椅子生活がどのようなものなのかを視察する、
それがお宅訪問の主な目的です。

その前にまず、様々な情報を惜しみなく提供してくれたペリー先輩には感謝、感謝です。

ペリー先輩、ありがとう!

ダニの家は、メイキングストライズに行く途中下車をして立ち寄る予定にしていましたが、

最寄りのバス停でおりたところから、、、

ネットもwifiもない中で迷ってしまいました。苦笑

事前に調べたGoogleマップの地図を頼りに、ダニ宅の方角に向かっていましたが、 全くたどり着きません。。。

そこで、家の前で遊んでいた子どもとお母さんがいたので、そのお宅のお母さんに道を尋ねたところ。。。

「ここからだと歩いていける距離ではないよ・・・。苦笑」

え・・・。そーなんですか~!?
とてつもなく困った顔で、途方に暮れている様子を前面に押し出した困り顔をしていると、、、

「いいわよ。車で乗せていってあげる。」

そう言って、家族みんなでダニエル宅まで車で送ってくださいました。

いやあ、こんなところでも、オーストラリア人の優しさに触れることができました。

御礼にプレゼントする物を何も持ち合わせて無かったので、とにかく、 乗っていたマツダCX-5を「It’s wonderful Japanese car! Fantastic!!」と褒めちぎることで感謝の気持ちを伝えさせていただきました。笑

そして無事、ダニ宅に到着。別れる前に車で送ってくれた家族と記念にパシャリ。

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素敵な出会いがありました。(それにしても、子どもたち何で裸足やねん笑)

そして、ダニエル宅訪問。
ダニエルは仕事からまだ戻っていなかったので、奥さんのホーリーが出迎えてくれました。

お宅にお邪魔すると、いやあ、参考にするどころの話じゃないんです。。。
家のゴージャスさがすごいのなんの、スケールが日本とは違います。

玄関先、

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リビング、

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シャワールーム、(この大理石仕様の椅子は何?笑)

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ダイニング、

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テラス、(いやテラスでBBQできますやん)

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リビング、(あれ?さっきリビングなかったっけ・・・笑)

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そして、テラスからおりると、自家用ボートまで。もう、笑けてきます。

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ペリー先輩、車椅子での生活を見たいとは言ったけど、こんな家、真似したくてもできないよ笑。

そうこうしているうちに、ダニエルが仕事から一時帰宅してくれました。

ちなみに、ダニエルはスキューバダイビング中に、気泡が体内に入り、その気泡が脊髄に入って神経障害を起こして下半身が麻痺したようです。

僕が調べた限りでは「減圧症」?の症状の1つのようですが、とても珍しいケースらしく、100人に1人という確率でしかならない症状だったようです。人生何があるか分かりません。

普段は仕事をしながら、今でも大学のボート部を指導しています。

ダニエルには、くらしぶり以外にも色んなことを教えてもらいました。

例えば、尿路感染の予防法として、(体内の尿を入れ替えるために)
・クランベリージュース
・ビール
を飲むとのこと。

予防のためにビールを飲みなさいなんて、日本の医者は言いません。

でも、言われてみればビールを飲むと利尿作用が活性化されるので、体内の濁った尿を入れ替えるには とても有効的だと言ってました。

また、クランベリージュースも初耳でした。

ここでも、日本の常識だけでは知りえない知識を得ることができました。
その他教えてもらったことは今回は書ききれないので、今後また紹介したいと思います。

また、ダニの車を借りてトランスをしました。
ダニはつり革を使わずにトランスしていたので、僕もつり革を使わずにトラス。。。
トランスは成功していますが、片言の英語がめちゃくちゃですね。苦笑

脊髄損傷:ダニの車へトランス!

すごい家での暮しぶりや、脊損に対する豊富な知識以外に、ダニエルや奥さんのホーリーと話していると、気づかされることがありました。

それは、ソフト面のバリアフリー、つまり「心のバリアフリー」です。

彼らは障害というハンデを負いながらも、仕事、プライベート、家族、友達、、、生活が充実していて、人生がとても楽しそう。

もちろん、ここまで豪華な家に住んでいるからこそ、心も充実しているのかもしれませんが、

日本では、障害者だと就ける仕事が制限されたり、元々は営業職だった人が脊髄損傷になったことで総務部や人事部に異動せざるを得なかった。そんな話をよく聞きます。

僕は、既に結婚して、就職していたという点で、他の人に比べてとても恵まれているな、、、
だからあんまり自分の仕事の話はしないようにしよう・・・そう思うことがほとんどでした。

でも、ダニやホーリーの毎日を楽しみ、家族の時間を優先する姿は、とても車椅子生活としてのハンデがあるように思えない、正直僕から見ても「うらやましい」と思うモノでした。

お宅訪問後、奥さんのホーリーがメイキングストライズ(1/27キドリハ通信参照)まで送ってくれたんですが、その車の中でホーリーがとても印象的な話をしてくれました。

「ダニはああ見えても、結構アップダウンが激しい時もある。だけど、私たち家族はいつでもチームでなければならない。
だから、ダニが凹んだ時は、私が支えるのよ。

Somedays are daiamonds, somedays are stones.
(人生には、ダイヤモンドのように輝いている時もあれば、蹴とばしたくなるようなただの石ころみたいな時だってある。)」
byホーリー
オーストラリアでも日本でも共通していることは、人生、良い時だって悪い時だってある。

テンションの高い時だって、気分が乗らない時だってある。

おそらくそれは、障害者も健常者も同じだと思います。

問題は、そこからどうやって前を向くか。
その時に、周りに助けてくれる ”チーム”があるのか。

人生の大切なモノを教えてくれた、素敵な出会いが、ココにもありました。

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