キドリハ通信 KIDOREHA BLOG

2015年11月30日、入院183日目 。(事故から242日目。) 2015年11月30日 17時12分35秒

皆さんおはようございます。
安心してください、今週も配信していきますよ。キドです。
TBS日曜劇場「下町ロケット」は昨日も熱かったですね。まだ見ていない方も安心して読んでください、内容は書きません。笑
人気の理由は、物語で伝えられるメッセージが明確で、なおかつ日本人が大好きなモノだからだと、いち視聴者として思ったりしています。
そのメッセージとは、主演阿部寛が演じる佃社長を中心に伝えられる『夢』や『情熱』の大切さだと思います。
夢や情熱で飯は食えない。
でも、やっぱり理屈では語れないコトが人生にはあるんだと思います。
ちょっと熱苦しくなってきたので話を変えたいと思います。笑
偉人のコトバを見ていると、先日紹介した「前向き」以外にもう1つ共通して語られているコトがあります。
経営者でも、スポーツ選手でも、共通しているメッセージ、それは「気持ち」の大切さです。
結果を気にせず「まずはやってみる」気持ち。
そして、成功するまで「諦めない」気持ち。
最終的に人と差がつくのは技術や能力では説明できない、「気持ち」が大切になるということ。
そんなことを考えていると、いつも大学サッカー部の頃のエピソードを思い出します。コレは、大学4年間で最も心に残ってる思い出の1つです。
僕が大学4年の時、現川崎フロンターレ監督の風間八宏さんが監督に就任した初年度でした。
風間さんの考え方や指導は当時の僕ら学生にとっては影響力絶大で、スタッフも選手もどんどん色んな教えを吸収していきました。
でも、僕には風間さんの教えの中で唯一納得できない教えがありました。それは、
「サッカーは技術が1番大切。上手い奴が偉い。『チームのために…』とかそんな気持ちは要らない。」という教えです。
当時の僕は二軍でしたが、その教えにはどうしても納得できなかった…
サッカーには色んなプレースタイルの選手がいます。安定した技術でチームに貢献する選手もいれば、気迫でチームを鼓舞する選手もいます。
その教えは、まるで気持ちで戦う選手を否定するような教えでしたし、どちらかというと僕自身、声とか気持ちでプレーするタイプだったので、認めたくないのが本音でした。
事実、気迫を前面に押し出してプレーするような選手は一軍の試合に出れなくなっていました。
さらに、開幕当初、スタートダッシュでコケたこともあり、チームには動揺の空気が流れていました。
一軍で出れていない選手と話すと、
「風間さんは技術しか見ていないから声とか気持ちを出しても仕方ない。ましてや自主練なんかしても監督は見ていない。監督が見ていないところでの影の努力とか泥臭さとか、評価の対象にならない。」そう言ってました。
でも、どうしても納得できなかった。
「風間さんがそんなこと分かってないワケがない。必ず見てくれてる。絶対に評価してくれるはず。」ずーっと言い続けていました。
チームが波に乗りきれないリーグ戦中盤、対流通経済大とのライバル対決がありました。
前半終わって2-3…シーソーゲームの終盤、コレまで出ていなかった、気迫でプレーする選手が途中出場で入ると、待ってましたと言わんばかりにベンチ、スタンドは大盛り上がり…そして、ピッチにも追い風が吹きました。
結果的にその試合は6-5で逆転勝利、その後快進撃を続け、前年度奇跡の残留を果たしたチームが、1年でリーグ戦3位になり大学選手権の出場権を獲得しました。
その後、僕ら4年が引退する時に風間さんの話を聞きました。(直接は聞いてませんが笑)
「日本人は、辞めろと言ってもみんな『チームのために』を考えてプレーする。だから、みんなにはまずチームのコトは忘れて個人技を磨いて欲しかった。それが、最終的に大きなチームワークにつながるから…」
長くなりましたが、今日は大学時代の心に残るエピソードでした。「気持ち」の大切さ、これもサッカーに教えてもらった財産です。
「 モノをつくるってのはな、頭じゃないんだ。 手と、、、『心』だ。 」
by(下町ロケット)佃航平
リハビリも同じだと思います。
気持ちだけでは脚は戻らないかもしれない。でも、「絶対にもう一度歩くんだ。」その気持ちが無くて戻ってくるワケがない。
諦めません、立つまでは。
さあ、今日は月曜日、皆さんはテンション上げていきますか?下げていきますか?
そんなあなたに、、、
「マンデーセレクション!!」
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