キドリハ通信 KIDOREHA BLOG

2015年7月10日、入院40日目。 2015年07月10日 17時01分36秒

皆さんおはようございます!
キドリハ通信本日も配信致します。
遅くなりましたが、今日も前向きにツイてる話をしたいと思います。
最近、訓練が楽しくて仕方ないです。それには、いくつかの要因があります。
まず1つは、先週からコルセットがとれ、肩の荷重がOKになったことで、出来ること、訓練すべきことが増えたからです。プッシュアップの訓練やボードを使わない車椅子への移乗など。
また、体育が始まったことで、坂道ダッシュだけでなく、バドミントン、卓球でバランスのメニューが導入されています。

色んな動きができて新鮮です。坂道ダッシュでは、12分間にどれだけ坂道を登れるか、筋持久力系のメニュー。他に、瞬発系メニューとして30mの5往復ダッシュを何秒で走りきれるか。もちろん車椅子で。

これも、タイムを計って自分がどのレベルにあるかを明示されます。ちなみに僕は1分30秒でしたが、対してこのリハビリ病院でのトップレベルは50秒で走るらしいです。(一応言い訳しておくと)もちろんマシンが違いますからね。マシンが変われば僕は40秒くらいイケると思います。

そして何より、訓練の充実度はリハビリの先生たちの前のめり感を感じられるコトが僕のメチベーションの大きな要因です。
昨日のOTでも、プッシュアップのコツ(腕の力ではなく肩甲骨の柔らかさで身体を持ち上げる)がイメージしづらいと話していたところ、訓練前に映像を見て研究してくれていたみたいです。

PTでも、訓練の時間をどんどん延ばしてくれて、時間が勿体無いから僕が喋ってる時間をどんどん削られたりしてます。笑  空いた時間は自主練しに来て良いよと言ってくれます。

元々、このリハビリテーション病院を選んだのは、脊損専門の病棟があり、リハビリテーション科があるコト。脊損専門の病棟があるというコトは、脊損に精通した先生や訓練士がいるというコトです。

脊損に対して経験値があるので、訓練の質とアドバイスの質も違ってくる。最高の環境ということですね。

改めて、僕のためにリハビリ病院を探してくれた奥さんと家族に感謝しています。
また、脊損専門の病棟があるというコトは、患者にも脊損の方が老若男女多くいます。

損傷のレベルも様々。患者の中には、レジェンドと呼ばれている人がいます。僕が勝手に呼んでるだけですけどね。笑

僕の中でレジェンドは2人いるのですが、1人は頸椎損傷の方。
僕より使える筋肉は少なく、腹筋も効きません。それでも、僕より断然速く安全にトランスを行い、車椅子操作もレベルが高いです。もう1人は、現在僕の横で立った状態でのバランスの訓練をされてます。

長い間下半身の感覚が戻らなかったようですが、去年から感覚が戻り始めて、今では立つ・歩くなどの訓練をしています。羨ましくて仕方ないです。

絶対僕も立つ訓練、歩く訓練しようと、そんな気持ちになります。

お二人に共通しているのが、とにかく訓練が楽しそうで楽しそうで楽しそうです。
どちらの方も僕よりも脊損歴が長いコトもありますし、二人の目標がどこにあるのかは分かりませんが、リハビリに耐えてるというよりは「リハビリ生活という人生」をイキイキと前に進んでいる、そんな感じがします。

刺激をもらえるレジェンドが身近にいる、それも今の環境の良いところだと思います。

よーし、素晴らしい先生とライバルたちが、今日もツイてる!訓練行ってきます!!
皆さん、今日は週末ですが酒飲み過ぎには気をつけて。良い週末をお過ごしください。

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