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器具/ロボット

サイバーダイン、シトロン社のレポートに反論「HALはオンリーワンのロボット」で競合企業はない Re:Walk Project(女性/31歳)2016年08月25日 11時17分26秒

※8月19日に公開された「market newsline」の記事より

http://market.newsln.jp/news/201608191422000000.html

 

“サイバーダイン <7779> は19日、 今週火曜日に米調査会社「シトロン・リサーチ(Citron Research)」が同社の株価は異常な過大評価が進んでおり適正価格は300円とする調査レポートを発表したことに対して反論を発表した。

 

今回。同社が発表した反論の中身は、

 

HALはオンリーワンのロボット治療機器であり、他の外骨格の機器とは競合しない当該レポートで外骨格(イグゾスケルトン)と呼ばれている他社の機器は、外骨格を装着したまま機械的に患者に歩行させることを目的としたものであります。これに対して、当社製品のHAL医療用(下肢タイプ)(以下、「HAL」という)は、装着して治療を行い、患者自身の身体機能を改善・再生させることを目的とした機器であるため、当該レポートで外骨格(イグゾスケルトン)と呼ばれている他社の機器とは機能・目的・市場が異なっております。したがいまして、HALはオンリーワンのロボット治療機器であり、当社としては、他社の機器をHALの競合製品としては認識しておりません。

 

HALによる治療は、公的保険が適用され、事業モデルが確立している

ドイツにおいては、2013年8月より、HALによる脊髄損傷等の対麻痺患者に対する機能再生治療に対して公的労災保険が適用されております。また、日本において、HALは、2015年11月に緩徐進行性の神経・筋難病患者を対象とした進行抑制治療の新医療機器として薬事承認され、2016年4月にロボット治療として世界で初めて一般の公的医療保険の償還価格が決定し、間もなく医療機関での治療が開始されます。

当社は、これらの公的保険の適用により、HALを導入する医療機関に安定的に収益が上がり、その収益の一部をシェアする形で当社が持続的に収益を上げる事業モデルを構築しております。当該レポートには、HALによる治療への公的保険の適用及びこのような事業モデルの特性に関する記載が一切ありませんが、当社は、当該レポートにある他社とは全く異なる事業モデルを展開しております。さらに、当社は、脳卒中や脊髄損傷など他の疾患への公的保険の適用拡大に向けて、国内外の医療機関と連携して臨床試験を加速しております。

 

HALは、治験により身体機能改善・機能再生という医学的効能効果を示している

HALの目的は、脳神経系情報を活用した随意制御と人工知能的な情報処理を活用した自律制御等が混在して機能するサイバニック制御によって、患者自身の身体機能を改善・再生させることです。HALによる治療に対して、上記のように公的保険が適用されているということは、当社が収集した臨床データがメディカルエビデンスとして医学統計学的に評価され、また、医療経済的な観点からも認められていることを意味します。

当該レポートは、HALによる身体機能の機能改善・機能再生という医学的効能効果に触れておりませんが、HALは、これまで現代医療でも困難とされてきた難病や脊髄損傷を含む脳・神経・筋系の疾患患者に対する機能改善・機能再生という新しい医療技術を実現した世界初の革新的ロボット治療機器です。

当該レポートにおいて、シトロン社は、当社がFDAに510kを提出後、20ヶ月経っても未だに承認を得ていないのに対して、他社は数ヶ月で承認を得ている、当社はFDAの承認を望んでいない等の見解を述べておりますが、かかる見解は、以下の通り、事実に反するものであります。

 

HALの米国食品医薬品局(FDA)への申請経緯

当社は、2014年11月に新規医療機器としてDe Novo申請を行っておりましたが、2015年6月にFDAとの協議の結果、より簡易なプロセスである既存機器(Powered exoskeleton)の510(k)に切り替えて再申請を行ったことを公表しております1。し た が い ま し て 、501(k)の申請からの経過期間は約14ヶ月であり、当該レポートにおける、20ヶ月経っても未だに承認されていない旨の記載は事実に反するものであります。

また、ReWalk社の機器は、申請から承認まで12ヶ月(2013年6月に申請し2014年6月に承認されております)、Ekso社の機器は、申請から承認まで15ヶ月(2014年12月に申請し2016年4月に承認されております)をそれぞれ要しており、当該レポートにおける、他社の機器は数ヶ月で承認を得ている旨の記載も事実に反するものであります。
(以下省略)

 

というものとなる。

この反論レポートは今日の午前10時51分に開示されたものとなるが、この反論を受けた株価は、午後1時47分現在、前日比19(1.11%)安の1,700円の続落の展開となるなど、投資家の間では今のところは、あまり評価はされていない。

サイバーダインは、シトロン社が指摘した、同社の時価総額は3835億円にも及んでいるが、前期の売上高は12億6400万円しか上げておらず、NASDAQ市場に上場している同業のEkso Bionics (NASDAQ:EKSO) の時価総額6700万ドル(約68億円)に比べると割高という点についてはスルーしており、投資家は、現在の時価総額を正当化できる今後の売上予測などを求めているのかもしれない。”

 

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