キドリハ通信 KIDOREHA BLOG

2015年11月3日、入院156日目 。(事故から215日目。) 2015年11月03日 16時22分26秒

皆さんおはようございます。
11月3日、今日は「文化の日」ですね。
文化の秋、そして、スポーツの秋・・・土曜日のナビスコカップ観戦の話の続きをしたいと思います。
埼玉スタジアムの会場に着いた後、キックオフまで時間もなかったので 早速入場しました。
ちなみに、ゲートまでは通常の入場と変わりませんが、
車椅子席に行くまでに、エレベーターの動線を通るため、普通の人が入れないスタジアムの中側を通って移動しました。
そして、車椅子席につく前に自己導尿を済ませて、いざ席へ。
すると、会社の先輩が待ってくれていて、サプライズでガンバ大阪のユニフォームをいただきました。
しかも、「KIDO15」のネーム、背番号入り。
更に、ガンバ大阪・遠藤、今野、宇佐美選手のサイン入り。 感激です。
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いつも思いますが、もちろん、サイン入りも嬉しいのですが、
わざわざサインをもらってくれている、それを手配してくれた方の気持ちが何よりも感激です。
サインをもらうことはそんなに簡単ではないことも分かっているので。
ありがとうございました。
試合は鹿島アントラーズが3-0と完勝し、優勝。
スタジアムも最高の盛り上がりを見せて、久々の観戦で大興奮でした。
試合の興奮もさることながら、会場で車椅子席に座っていると、
会社の上司、先輩、同期、大学の同期、そして高校の後輩まで、色んな方々に席まで来ていただけました。
数えてみると合計15人もの方にお会いすることができました。
今までにサッカーや、サッカーの仕事を通じて出会った方々とスタジアムで会える。
それは本当に幸せな時間でした。
昔、僕が中学生の頃、コーチの口癖で、
「(サッカー)ファミリーなんだから。」と、言われていたことを思い出します。
「同じチームでも違うチームでも、親でもコーチでも先輩でも後輩でも、
サッカーを通じて知り合う人たちは仲間でありみんな家族みたいなもんだから、
その出会い、縁を大切にしなさい。」という教えでした。
中学生という、思春期の難しい選手たちにコミュニケーションをとらせるためのコーチの工夫だったんだと思います。
「ファミリーなんだからキチンと挨拶しなさい。」
「ファミリーなんだから単に批判を言ってはいけない。キチンと自分の意見を伝えなさい。」
「ファミリーなんだから・・・」
この言葉、結構好きでした。
あまり人には話したことはありませんが、
中学3年生の頃、所属していたクラブチームをやめたいと毎日思っていた時期がありました。
でも親にも言えなかった。
その頃の僕は体が小さくて、周りのチームメイトとは大人と子供くらいの身長差がありました。
(もちろん身長だけのせいではありませんが)試合には出れないし、チームメイトの足を引っ張っている。
「俺はファミリーになれてないかもしれない・・・。」そう思うと自分が情けなくてしょうがなかったんです。
でも、やめなかった。ココでやめると自分の中で全てが終わってしまうような不安があったので。
だから、周りにも相談できなかった。相談したら、たちまち崩れていく恐怖がありました。
でもその後、高校でもう一度サッカーの楽しさを再認識できたし、
大学でもサッカーを続けたいと思って筑波に行くモチベーションも強くなりました。(受験浪人しましたが。笑)
「サッカーは子どもを大人にし、大人を紳士にする」
by デトマール・クラマー
サッカーは人を育てるとよく言います。
間違いなく、僕はサッカーに体も心も育ててもらいました。
だからこそ、サッカーで出会った人たちと、もう一度サッカーがしたい、
「もうサッカーできない。」という不安より、「みんなと同じピッチに『立ちたい』。」
その想いが強いです。
諦めてはいけない理由があると思っています。
そう考えると、サッカーを生きがいにしてきた僕だからこそ課せられた人生のハードルなんだな、
と、そんなくさーいことに想いを馳せる、祝日のトイレです。笑 はい、くさいです。
では、今日も皆さんも良い祝日を。
行ってらっしゃい!!僕も洗濯行ってきます。

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