キドリハ通信 KIDOREHA BLOG
「スペインで叶った一つの夢。」In Spain 8日目!! 2017年2月28日(事故から1年と330日目) 2017年02月28日 23時48分11秒
Vol.19 キドリハ通信~ほしがりません立つまでは第4章~
「スペインで叶った一つの夢。」
皆さん
こんばんは。
キドです。
これから、スペインを出発し、フランス経由で日本に帰国します。
今回のスペインの旅は、
一人で海外に行ってみること、スペインのバリアフリー事情を視察するなど、
目的はいくつかありましたが、中でも、「スペインの友達にお見舞いのお礼を伝える」という大きな目的がありました。
僕は、3年前に、新婚旅行で初めてスペインを訪れました。
その際に、多くのスペイン人の友達ができました。
その友達が、僕が事故で入院をした際、
応援メッセージを送ってくれたり、病院までお見舞いに来てくれました。
写真は、スペインからミケルが神奈川の病院まで来てくれた際の写真です。
奥さんの提案で、入院生活のモチベーションを上げるために、
「人生で死ぬまでにやりたい夢」を夫婦で手帳に書き綴り始めました。
その夢の一つが、「スペインの友達にお礼を伝えに行く」ことでした。
それが、今回の旅で叶ったのです。
事故の後、人は何のために生きているのか?
そんな問いを自分に投げかけることが多くなりました。
その都度、思い至る考えが、
嬉しい!とか、悲しい、とか、そんな感情を一緒に共有できる仲間をつくり、
自分が死んだあとにも、そんな友達の心の中にいかに深く残っているか。
それが一つの指標なのではないか?
そんなことを思うようになりました。
今回の旅のように、誰かに会いたくて、地球の裏側に来たり、その人たちと会って、話して、
またスペインに会いに来たいな、と思う気持ち。
それは、自身の人生においてとても大切なことのように感じます。
それがまた、今回の旅によって、強く実感できました。
携帯パクられたり、ドラゴンに襲われたり、色々なことがあったけど、
人生の中で、忘れられない思い出となりました。
「あなたが生まれたとき、周りの人は笑って、あなたは泣いていたでしょう。
だからあなたが死ぬときは、あなたが笑って、周りの人が泣くような人生をおくりなさい。」
僕が大切にしている、ネイティブアメリカンの言葉です。
では、今から日本に帰ります!
家に帰るまでが遠足。心して帰ります。
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