キドリハ通信 KIDOREHA BLOG
「生死に関わる仕事」 2018年2月12日(事故から2年と316日) 2018年02月12日 20時37分33秒
Vol.6 キドリハ通信~欲しがりません立つまでは第6章~
昨日録画した、「情熱大陸」を見てました。
ER救命医、今明秀さん。
事故直後、集中治療室へ救急搬送。
その後の2週間、集中治療室で過ごした時間を思い出しました。
高熱が出た時、水分摂りたいとき、傷が痛い時、
自分では何もできなくて、ナースコールが命綱。
ナースコール押すと、医師・看護師がすぐに駆けつける救急救命チーム。
瞳孔が開いていないか、その都度確認されてて、
「これで、瞳孔開いてしまってる時もあるんですよね…?汗」
思わず質問してしまった。
はい、そうですね。
って答えが返ってきた。
本当の意味で人の生死に関わる現場。
なんか、それからちょっと見る目が変わったな。
仕事の優劣、という意味ではなくて、、、
自分がしてきた仕事って、屁みたいなもんやな、と。
「人生のための仕事」であって、
「仕事のための人生」になったらアカンな、って、
仕事観が少し変わった気がします。
あの現場は壮絶過ぎて衝撃を受けた記憶がある。
自分も死にかけてたから余計に痛感してた。
今日、とあるインタビュー取材を受けていて事故当時のことについて、
「歩けなくなって、死にたいと思ってしまうこともあったのでは?」
って質問を受けた。
でも不思議と、事故に遭う前よりも、車いすになってからの方が、
死ぬことなんて一切考えなくなった。
毎日、「生きなきゃ。」って思ってた。必死やった。全身痛かったし。
歯のかみ合わせもぐちゃぐちゃやったし。
面会できるようになって、こんなにも応援してくれてる人がいるなら、
死ぬほどリハビリ頑張って、絶対仕事に復帰して、アイツすげーな、って
思ってもらえるように頑張ろうって思ってた。毎日、毎晩。
夜になると、家族が帰って、一人になって、
たまーに泣きそうにもなったけど、苦笑
それでも、翌日になるとリハビリが楽しみで、
リハビリ成果を面会に来てくれた人に報告するのが楽しみで、毎日必死やったな。
今もなお、絶対に歩かなきゃって思ってる。
でも、あの時の方が必死やったな。
まさに、死に物狂い、って感じ。
死ぬまでに、絶対歩く。
今の目標は、あと7年(事故から10年後)で歩くこと。
ケガの後の人生は、色んなところに、やる気スイッチ転がってる。
今日もまた、情熱大陸でスイッチ・オンしてもらいました。
その勢いで、トイレでブログ、書いてます。笑
追伸
妹尾先生、改めて、助けてくれてありがとうございました!
今の自分があるのも、あの時助けてくれた、先生と救急チームのおかげです。
恥ずかしくない人生になるよう頑張りまーす!!
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