キドリハ通信 KIDOREHA BLOG

皆さんおはようございます。

このリハビリ病院の前に入院していた急性病院での急性期も含めると、
入院生活も100日を越えてました。

今日の朝は熱がようやく36.8度まで下がり、このまま平熱で安定してほしいなと願う今日この頃です。

訓練の方は、昨日は結局まだ37度で熱が下がりきっていないという理由で訓練室には復帰できず、ベッド上での軽いストレッチにとどまっています。

点滴も続いているので、訓練室復帰は連休明けの来週火曜になりそうです。なので、今日は訓練ではなくメンタル面の話をしたいと思います。

ところで、昨日芸人のピース又吉が芥川賞獲りましたね。

僕も昨日「火花」読みましたが芥川賞に選ばれるポイントというのはよく分かりません。
ただ、一つ言えることは…以前赤坂のスタバで、僕の席(大きな作業テーブルみたいなところ)の前で又吉がパソコンたたいてました。

1年前くらい前だったと思うので恐らく火花を書いてたと思うんです。
タイトル考えてた頃じゃないですかね。

僕は「うわ、又吉や～」と思いながらも、一人だったこともあって相当興味がないかのような、むしろ気づいてないくらいの佇まいで又吉の執筆活動を後押ししたという意味で、「火花の芥川賞受賞」に多少貢献したと言っても過言ではないのかな、と。

うん、過言ですね。知ってます。

今日はメンタル面の話でした。入院していると、皆さんから沢山の本をいただきます。中でも、僕にメンタル面で良い刺激を与えてくれるのが三浦知良、キング・カズです。

カズが書いた本を計3冊読みましたが、カズの本から学べるコトは、①とにかくひたすらポジティブであること、②とにかくベクトルが自分に向いてること、です。

①ひたすらポジティブ

「後ろは振り向かずに。昨日でも明日でもなく、『今日』しか僕の目には映らない。」

「綺麗な引き際をみせて現役としての歩みを止めようだとか、指導者の道を新たに歩もうだとか、いまだに全く考えもしません。」

カズの本にはこんな言葉が繰り返し出てきます。あの歳で現役を続けて、全盛期のプレーから少なくとも身体のキレは大幅に衰えている中で、普通の人なら少しは考えるはず…情けないとか、恥ずかしいとか、ネガティブなコト。

家族のためとか、日本のため、とかそんな素敵な理由とか使命感でもなくて、純粋にサッカーが好きな自分のためにサッカー選手を続けると言い切れるカズは相当ポジティブに生きていて、正直真似できません。

でもだからこそ、カズみたいに日本人初、とか最年長ゴールとか、記録にも記憶にも残るんだと思います。凄いです。

②ベクトルが自分に向いてる

「大事なのは、結果が出なくても人のせいにしないこと。悪いことはつい誰かのせいにするけど、違うんです。自分自身に原因があるんです。僕はずっとそう思い続けてきました。」

98年W杯でメンバーを外れた後の会見で、批判も皮肉も言わず「日本代表としての誇り、魂みたいなものは向こう(フランス)に置いてきた」と言えるカズの素敵さ。どんな場面も誰かを批判したり人のせいにしたりしない。でも自分の考えは主張する。そんなスタンスが好きです。

ただ、そのスタンスがいきすぎて、

横浜FCのキャプテンになった時の日記には、チーム一人一人が自分のコトをしっかり果たして一生懸命やるだけ、それが大事。だから僕はアドバイスしたり特別なコトをするつもりはない。みたいなコトが書かれてました…

「それキャプテンの意味ないやんっ！」思わずツッこんでしまいましたね。笑

自分でも、リハビリ生活の中で常にポジティブにいこうと心がけていますが、でも僕はそんなに強くありません。

下半身に意識がいってネガティブになるコトもたまにあります。

そこで共感した本があります。この前のAKB総選挙で1位になったAKB(今はHKTなのかな？)の指原莉乃が書いた「逆転力」という本。

※逆転力 ~ピンチを待て~ (講談社 MOOK): 指原莉乃(HKT48)

本の主旨は、元々ビジュアルで可愛くないと自分で思っている指原が、前田敦子や大島優子などのアイドル本線の土俵で勝負せずに、その代わり可愛くないことを利用してイジられキャラやトーク力を磨くことでピンチをチャンスに逆転してきた、という話です。

僕も、今の状況、更に今後の困難を笑い飛ばせるよう腕を磨いていきたいと思います。自虐ネタの精度上げていきます。もちろん、みんなが笑える自虐ネタにします。笑

真っ直ぐ前向きに、でもたまに斜め前向きに今日もケツ前進していきます！！