キドリハ通信 KIDOREHA BLOG
2015年9月4日、入院96日目。(事故から155日目。) 2015年09月04日 20時13分04秒
皆さんおはようございます。
本日もキドリハ通信のお時間です。
さて、今日は金曜日、毎度おなじみになりますが、会食などある方は、ほどよく、楽しく、いいお酒。健康な華金にしてくださいね。
さて、僕の今週末はまた外出をしようと思っています!
奥さんと映画を観にいく予定です。
楽しみ楽しみ~。
観たいのは、クマのぬいぐるみでも、恐竜でもトムクルーズでもなく、キムタク観にいってくる予定です。
楽しみ楽しみ~。
そう言えば、映画館で車椅子のスペースがあるのは知ってるけど、どうやって予約するのかな?と疑問に思って昨日問い合わせてみました。
映画館の予約サイトでは車椅子の席の予約は無かったので。
電話で確認したところ、「車椅子スペースのチケットはインターネットではなく窓口で予約できます。」
なるほど、窓口に行けば予約できるのかー!
って、いやいや車椅子でわざわざ映画館まで行って予約せなあかんのかーい。苦笑
むしろそれは予約できないってことですよね??前もって行けないから予約したいんですけど…
「いえ、であれば、当日の午前にでも来ていただければ午後の上映の分は予約できます。」
いやいや誰が当日2回も映画館行くねーん。苦笑
最終的には、「キムタクはそんなに混まないと思いますので、当日来ていただいて、車椅子の方も付き添いの方もチケット取れると思いますよ。」
って…とれんかったら責任取ってくれますー??
とはさすがに言わなかったですが、、、
こういう些細なことで不自由を感じるなぁと思った出来事でした。
電話対応してくれたお兄さんは、とても爽やかな感じで心象は悪く無かったですし、最後まで丁寧に対応してくれたので感謝を伝えて電話を切りました。
別に特別扱いして欲しいって意味ではなくて、車椅子とか、障害のある人の立場になって考えたらもう少し不自由なコトを減らせるのになぁと思いました。
唐突ですが、今日は一つ皆さんに想像してもらいたいコトがあります。皆さんが日常生活で「1日だけ指が全く動かせないとしたら…」を想像してみてください。
もちろん僕は指も動きます。
でも、頸椎損傷(首の脊髄損傷)の方は指も動かせません。
ケガや病気って、自分がなるまで考えもしませんよね。
失って後悔してももう遅いです。
だけどなかなか自分のコトとして捉えるのって難しい。
でも、自分の身近な人がケガをすると考える機会ができます。
皆さんにとっては僕です。
なので、週末に一度、考えてみてください。
想像してみると…
『朝起きて、まず朝ごはんと思っても自分だけでは食べれない。助けてもらわないと。飲み物もフタを開けれない。助けてもらわないと。よし、食事を済ませて歯磨き、と思っても磨けない。助けてもらわないと。よーしでは外出に向けて着替えよう、と思っても着替えられない。助けてもらおう…トイレも行って、今日のニュースを調べて、出社して、仕事して、帰って、食事して、風呂入って、着替えて、寝る…』
想像しきれないくらい厳しい1日が待ってると思いませんか?
外に出るのも億劫になりませんか?
お願いして謝り続ける自分に嫌気がさしてきませんか?
繰り返しますが、僕は指も腕も頭も動きます。
今もこうしてキドリハ通信を毎日配信できます。
もしかしたら、自分が頸椎損傷だったら、キドリハ通信も考えもしなかったかも知れません。
このリハ病院に来て、周りの方を見ていると、自分がなんてツイてたんだと思えてきます。
死ななくて良かった。
頭が、腕が、指が、腹筋が、そして、歩行訓練ができる足があって良かった…。
本当にツイてる。
そう思うと、毎日愚痴ってる場合じゃないと思えてきます。
今日の歩行訓練も頑張ろうって、思えてきます。
皆さんも自分に負けないでくださいね。
油断してると僕に追い抜かれますよ?笑
「生きてるだけで丸儲け。(引笑)」 by明石家さんま
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