キドリハ通信 KIDOREHA BLOG

『勝手に7RULES(セブンルール)』2018年11月3日(事故から3年と209日目) 2018年11月03日 16時29分33秒

Vol.23 キドリハ通信~欲しがりません立つまでは第6章~

関西テレビ 毎週火曜 よる11時に放送している『7RULES(セブンルール)』

一緒にお仕事させていただいているある女性が好きで観ていると聞き、
最近見始めてマイブームとなっている番組。

さらには嫁も「いつか私も出る」と言っているのを聞いたので、
「お、なら俺も出ようかな。」と思っていたものの、、、
出ているのは女性ばかりなので、おそらく僕が出るのは限りなくゼロに近いと感じ、、、

出られないなら、木戸俊介がセブンルールに出演したとしたら、、、
という妄想起点で、「勝手にセブンルール」というのを紹介します。

1⃣朝食は食べない。
コレには2つのワケがあります。

1つは、自分のカラダの声に素直になること。

脊髄損傷により排泄コントロールができなくなったのですが、
ロケット鉛筆方式で便がおりてくる僕の場合、
朝食を食べた時よりも、朝食を食べなかった時の方が、
排泄失敗のリスクは低くなり、自身のカラダの調子も良かった、
そのカラダの声に素直に生きること、コレが1つ目のワケです。

参考)ロケット鉛筆方式↓
ロケット鉛筆方式とは、コチラをクリック
もう1つの理由は、常識を疑うということ。
一般的に「朝食を食べないと健康に良くない」とされていて、
サラリーマン時代は不規則な生活の中で無理して朝食を摂っている時期もありました。

でも、昔から、朝食を食べると腹が痛くなったり、胃がムっとして気分が悪くなったり、
しかも、それがマシになってきた頃には昼食の時間になり、もうすぐに昼食を食べて眠たくなる。。。
昔から漠然と、ホンマに朝食食べないと調子が悪いのか疑問に思っていたんです。

そこで、オーストラリア生活の中で対照実験をしてみました。
毎日規則正しい生活が続いた半年間で、色んな実験を行ったのですが、
その中で、朝食を食べた日と食べない日を比較してみて、分かったんです。

木戸俊介の場合、朝食を食べない方が何かと調子がイイ。
木戸俊介、30歳での大発見であったワケです。

2⃣観るテレビは決めている
現在の生活の中でテレビを観るのは基本的にリハビリの時間。
それ以外の時間でもテレビをつけていることはあるんですが、
このあとでも出てくる「ながら作業」の1つとして、あくまでも作業のBGMとしてつけているだけで、
テレビを観ている時間はリハビリをしながらというのが基本です。

限られた時間の中でテレビを観るので、観る番組は決めているんです。
・カンブリア宮殿
・ガイアの夜明け
・情熱大陸
・プロフェッショナル
・7RULES

そう、どれもいつか出演したいと思う番組ばかり。
どんな人が候補者になり得るのか、どういう考えで生きていたらそのステージにたどり着けるのか。
番組を見ながら分析しています。

(実は、ロンドンハーツとアメトーーク!も観ているんですが、
ココではキャラがブレそうなので観ていないことにします。笑)

3⃣『ながら作業』を積極的に取り入れる
車イス生活になると健常者に比べて何かと時間がかかるんです。

トイレの時間、お風呂の時間、移動の時間…
例えば、食事+トイレ+風呂の時間で1日4時間確保しているんです。
皆さんにしてみると、長いですよね。

そんな時間のロスがある中で、
健常者や他の人より時間を有意義に過ごすために
一般的に非効率でNGとされがちな『ながら作業』を積極的に取り入れることにしています。

特に、
早く終わらせたい作業と、長く時間をかけたい作業を『ながら作業』で同時進行する。
すんごいシンプルなあくまでも一例でですが、
・病院で受付待ちの時間で、
・アイデアのブレストをする

だいたい、ブレストをする時は限られた時間で1つでも多くのジャストアイデアを出したい。
そうすると、ストレスがたまるはずの「待ち時間」が、もうちょっと長引いてくれ!と思うくらい短く感じる。

他には、
・トイレでドラゴンを待ちながら、
・「人志松本のすべらない話」を見る

それまで億劫だったトイレの時間が、1日の楽しみの詰まった時間になる。
なおかつ、すべらない話を見ること自体も、単なる楽しみではなく、ある夢の実現につながっている。

移動時間に本を読む、などもそう。
もっと良い例があったと思うんですが、挙げだすとキリが無いので、
今思いつく中ではこのへんです。

4⃣7時間寝る
これも、オーストラリア生活の中で実験をして判明したこと。
自身の生活サイクルの中で、最も自然と目が覚め、気持ちの良いスタートを切れる時間が7時間。

最近では、忙しさの中で実現できないこともあるけど、
大切なのは、絶対7時間寝なければいけない、ということではなく、
「7時間が自分には最も良いコンディションだと意識する」コト。

睡眠時間が7時間に足りてないからちょっと仕事や生活を見直そうとか、
今日は7時間以上寝てるからちょっとゆるんできてるな、とか、
自身のバロメータにすることで、心身の調整がしやすくなります。

5⃣会食の店は自分で予約する
車イスになると、お店選びには特に気を遣うんです。

美味しい
×
雰囲気がいい

の他に、×段差がない、×広いトイレがある、×駅からの導線に階段が無いなど、
多くのチェック項目が増えてくるので、
どうしても以前よりも神経質になりがちです。
コレは、障がいのある方の中ではアルアルだと思います。

物理的に階段などで入れないか、かなり周りに負担を強いるお店もありますし、
実際に、みんなを頼ってトライしたこともあります。

車イスになった当初、よくあったのが、相手が気を遣って予約してくれたのに、
実は段差があって入るのに苦労したり、お店の人の対応(物言い)が後ろ向きで変な空気になったり、
そんなことがしばしばあった。

そうなると、せっかく良かれと思って予約してくれた方に罪悪感を与え、
結果的に、今まさに食事をしようとしているお店の「雰囲気が悪いな」、店員の「態度が悪いな」という話題になり、
食事も楽しくなくなる。結果、僕の方も不要な申し訳無さがあふれてくる。

また、そもそも、障がいは人それぞれなので、
当事者や家族で無いと分からないポイントもあったりします。

なので、障がいを持つ自身の「最低限の責任」として、
障がい者としての「権利」を主張するために、
最低限の「責任」を果たす必要があるとの考えからくる僕自身の1つのポリシー(ルール)。

例えば、そこで良かったお店があると、
その地域ごとにiPhoneのフォルダ分けして整理しています。
そうすれば、今度、車イスの友人がその地域のお店を探していた時にはオススメできるようになります。

他に、最低限の責任(マナー)の一例としては、
人の家にお邪魔する時は、タイヤを拭くタオルを持参する、など。

6⃣毎日リハビリをする
コレは、退院後も、オーストラリアから帰国後も、
どれだけ忙しくても、今でも毎日続けています。

「死ぬまでに自分の脚でもう一度歩く」、
「家族で並んで歩く」、
人生の中でも最も大切な夢のために、これまでも、そしてコレカラも、絶対に続けようと心に決めています。

ちなみに今日はまだしていないので、帰ってから行う予定です☆

7⃣夢を宣言しまくる
コレは、障がいを負ったからこそ、車イスになったからこそ、大切にしている自分のルール。

「夢は語ったほうがいい。言わなきゃ、何も始まらない。」
by三浦知良

「夢は宣言することで、叶う。」
その理由は2つあります。

その2つの理由とは、、、
それは、是非講演でのお楽しみに☆

講演の依頼はコチラから…笑↓↓↓
https://peraichi.com/landing_pages/view/shunsukekido
以上、勝手にセブンルールでした。
また、ネタがたまったら、第2段アップします。

セブンルール② セブンルール①

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