キドリハ通信 KIDOREHA BLOG
『半分は人(他人)のため、半分は自分のため。』2018年6月8日(事故から3年と66日目) 2018年06月08日 18時00分14秒
Vol.14 キドリハ通信~欲しがりません立つまでは第6章~
皆さんこんにちは。
おはようございます。
今週は、月曜から水曜まで東京出張をしてきました。
当初の予定は、大きな予定が3つほどある程度でしたが、
結果的に、13件の予定が入りました。
これは本当にありがたいことで、
仕事やNPOを中心に、少なからず自分を求めてくれる人たちがいるんだと、
勝手にそう解釈して、モチベーションを上げています。
今日もあわただしく、車イスで駆け回っています。笑
出張中のあるひと夜、前職でお世話になった先輩方と数か月ぶりに会って近況報告。
最近巻き起こった出来事を話していました。
ココ数か月の出来事を話していて、
つくづく、色んなことがあったなぁと考えていました。
さて、今日のタイトルについてですが、、、
世の中には、大きく分けて2つ、『自分と他人』の立場がありますよね。
自分のために生きるか、誰かのために生きるか、
大きく分けて2つに1つです。
今の自分の人生は、毎日の生活が、
仕事やNPOも含め、ちょうど半分はヒトのために、残り半分は自分のために生きているという感じがします。
まあ、言ってみれば普通のことなのですが、
でも、車イスになったことで、
「自分がどんな風に生きていきたいか」、もしくは、
「自分が死ぬまでにどんなことを成し遂げたいか」ということをより「死」を身近に感じながら考えて生きるようになりました。
例えば、他の車イスの人と一緒にアウトドアをやりたい!とか、
障がい者と健常者が一緒に交流できるイベントをやりたい!とか思うのは、
もちろん参加してくれる人のためでもありますが、
一方で、参加してくれた人が最高の笑顔を見せてくれると、自分も最高にうれしくなります。
スペインに行ったときに、こんなエピソードを聞いたことがあります。
あるホームレスの人が募金箱を自分の前に置いていて、
そこに1人のサラリーマンが募金をします。
でも、ホームレスは何のお礼も言いません。
「お礼の言葉も言えないのか」とサラリーマンが言うと、
ホームレスは、「募金をして気持ちよくなったのはお前だろ。むしろお前が俺にお礼を言え」
と返します。
このエピソードに象徴されるように、
誰かのために生きることと自分のために生きることは表裏一体です。
実は、ケガをしてから、車イスになってからの木戸は変わった。って言われることがたまにあります。
「ケガをする前の木戸くん、ほんっと嫌いだった!」
って、言われることがたまーにあります。たまーに。笑
まあ、それなりにショックなんですが、車イスにならなかったら気づかなかったと思うと、
死ぬ前に教えてもらって、改善するチャンスが残っていてよかったな、なんて思います。苦笑
また、たまに大企業の社長さんとお会いすることがあって、
その方とお話していると、
「自分たち(の会社)だけ儲かっても意味ない。他の会社も含め、地域や日本全体が元気にならないと…」
自分たちのためにやっていても面白くない。
みたいな言葉をよく耳にします。
僕は、最近見るテレビを決めていて、いつもリハビリをしている時にテレビを見ています。
MBS 情熱大陸
テレ東 カンブリア宮殿
テレ東京 ガイアの夜明け
NHK プロフェッショナル
サンテレビ 賢者の選択
テレ朝 ロンドンハーツ
テレ朝 アメトーーク!
ま、最後の2つは別として、笑
著名な経営者は等しく苦労をしていて、その苦労の先に、
「自他共栄」を感じた、と話しています。
自分だけ良くても、それは何も幸せではないと、どの経営者も言っていて、
今の僕は、そんな感覚にすごく共感できる人生を送っていると思います。
ま、何が言いたいかというと、
だいたいの経営者が50代か60代以降に気づくことを、
ケガを通して僕は30代前半で気づかせてもらった。
これも、ケガや車イスに教えてもらったことだなと、
そうまた、ポジティブにとらえています。
「誰かの曇った心にさす虹になりなさい。」
byマヤ・アンジェロウ
さて、今日は長くなりましたが、このへんで。
コメントを編集する
必要なところを編集してください。編集が終わりましたら、1番下にある「投稿する」ボタンを押すと変更内容が反映されます。
ルール
※必ずお読みください 運営者へ問い合わせ