キドリハ通信 KIDOREHA BLOG

『色んな障がい。を33歳になって考えてみた。』2019年3月3日(事故から3年と345日目) 2019年03月03日 23時21分16秒

昨日、3月2日で33歳になりました。木戸です。

1月、2月と、
仕事、
須磨UBP、
078kobeイベント、
さらにスキーが加わり、かなりバタバタしていたので、1回もブログを書けませんでした。
すみません!

 

 

今日は、親に太陽を預かってもらって、
彩ちゃんと2人で回転ずしに行きました。

 

 

彩ちゃんを迎えに行く道中、
車内でラジオ番組「あ、安部礼司」がやってたので、久しぶりに聞いてました。
ちなみに、大好きなラジオ番組の1つ…平均的なサラリーマン、安部礼司とその仲間たちが織り成す平凡な日常。
でもその日常のありきたりなドラマに色んな気づきがちりばめられている感じです。

 

 

今日のストーリーの中で、部長が安部礼司に言うんですよね。
(細かいセリフの言い回しはかなり記憶はあいまいです)

 

「驚きとか感動という心の動きは、ふと、振り返った時に感じるもの。
あ、今日はこんなことに驚いたな、とか。こんな新しい出会いがあったな、とか。

子どもの頃は出会うものほとんどが初体験だったのに、
大人になると、新しい発見とか初体験が無く、同じことの繰り返しになる。
だから、大人になると時間の過ぎ方が早いんじゃないか。

どうせ過ぎていくなら振り返ったとき、思い出せるような驚きや発見がたくさんある人生が良いじゃないか。」

 

 

そんな問いかけをするんですよね。
良いですよね。素敵な話だな、と。

 

 

そして、さっき読売テレビで、「吃音(きつおん)」を紹介するドキュメントがありました。
緊張するとどもってしまう方々。

 

 

僕の周りにはあまりいないので馴染みが無かったですが、
吃音の方が2人出ていました。

 

 

就職活動に悩む男性と、
結婚式のスピーチを頼まれた男性。

 

 

結婚式のスピーチに臨んだ男性は、
当日まで、300回は練習したという。

 

直前までメモを読み返して、途中で、「あ、詰まっちゃった。。。」って。
誰だって、健常者だって、詰まったり言い間違えたりするよ。
僕も、先日の夢アワードプレゼンの出だしで噛みました。苦笑

 

 

結婚式本番の映像は、めちゃくちゃぎこちないスピーチではあったけど、
一言一句大事に発するスピーチは、新郎新婦にとって一生の想い出になるだろうな、と。

 

 

スピーチは無事、成功。という結末になっていたけど、
むしろ、詰まった言葉の方が、スムーズだったコトバよりも記憶に残ったかもしれない。
そう考えると、吃音はむしろ悪いことなのか?
ペラペラ流暢なコトが良いのか?とさえ思えてきます。

 

 

就職活動が決まらない男性。
不採用だった企業が80社にのぼる男性。
裏を返すと、80社も受けてんのか、スゲーなこの人っていうのが第一印象。
障がい手帳を持てば有利になるかな、と考える本人と、障がい手帳を持ってほしくない母親…
僕からしたら、80社チャレンジできるだけでとてつもないポテンシャルがあると思います。

 

 

むしろ、彼がこれまで受けてきた80社の社員の印象をランキングにして企業に出したら、

人事部は見てみたいだろうな、と。

 

 

よく大学生にアドバイスするけど、
周りの学生に遅れをとっていると思うなら、とにかく、1ヶ月で50人の人にOB訪問したら?

そしたら、自分が合う企業も見つかる可能性は高いし、

それを面接で言うと志望動機の説得力と同時に行動力も示せるよ。

 

 

でも、実際に行動にうつせる人はそんなに多くないと思う。
”常識”があればあるほど。「そんなことやったって…」とか「それでもダメだったら…」が先にきてしまうから。

 

 

部活動を3年間頑張ってきました!どんな試練にも耐えます!

っていう学生と、

 

部活も授業も特に何も一生懸命やってこなかったけど、毎日映画見てコレまでに2万本映画見ました。

だから、今のあなたにオススメしたい映画なら教えられます。
って人がいたら、間違いなく後者を選ぶと思う。

 

 

だからこそ、健常者(常識)よりも障がい者(非常識)な方が良い部分だってあると思う、33歳の今日このごろ。

 

 

結婚式スピーチの男性は、
吃音を治すために、道端で通りすがりの人に声をかけてもどもらないようにトレーニングしたり、
家でどもったら、同居人からソフト竹刀でしばかれるルールにしたり、、、
それだけでもめちゃくちゃ人生楽しんでるやん!!って思ってしまった。笑

 

だって、通りすがりの人にランダムに声かけるって、

それ海でナンパする兄ちゃんと同じようなことを、、
吃音というハンデ?を背負いながら挑戦してるから、それはすんごいことだと思う。

 

 

 

ちょっと話はそれましたが、、、

誕生日に2人でささやかなお祝いに、
彩ちゃんと回転ずしを食って、
帰りにスタバに寄って、仕事やこれからの事について話す。

めちゃくちゃ普通のコト。

でも、振り返ると、そんな普通のことが最近では超非日常になってるな、と振り返ってみて改めて実感する今日このごろ。

 

そう、驚きや感動は、自分の気持ち次第。
気持ち次第で、毎日がスペシャル。そう、毎日が竹内まりや状態。
(このクダリ、好きすぎて何回も出してます)

 

 

今月、また卒業間近の小学生に話をする機会をいただく予定なので、
そこで是非、自分なりの人生の楽しみ方を話してみたいなぁ。

 

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