キドリハ通信 KIDOREHA BLOG
食生活編 in オーストラリア 2016年11月23日 23時27分42秒
〜つぶやきキドーのぼやきのようなつぶやき。”リハビリなう。”〜
皆さんこんばんは。
今、東京から神戸への飛行機の中でブログを書いています。
これから2週間の予定で、実家の神戸に戻ります。
実家においてリハビリを継続するのですが、この2週間は歩行トレーニングができないため、
”コア(体幹)強化週間”にしたいと考えています。
さて、今日はオーストラリアでの食生活についてでした。
まず、オーストラリアのリハビリ生活においては、便失禁の失敗がゼロでした。
脊髄損傷者にとって排泄トラブルは非常に精神的なダメージが大きいので、排泄の失敗ゼロは、
現地でのリハビリ生活を充実させるにあたり大変重要なことでした。
そこで、排せつトラブルが無かったことに関しては何が要因なのか、
いくつか思いあたる要素がありますが・・・
中でも、1番の要因は、奥さんによる食事管理だと思います。
そもそも僕の体は排泄障がいがあり、校門括約筋が効かないので排便を我慢することができません。
なので、食べるモノによって、便の硬さが変わりやすく、それにより失禁しやすさが変わります。
脂分の多いモノを食べると便は柔らかくなり(下痢っぽくなり)失禁しやすくなる。
一方で野菜(食物繊維)を多くとると便が固まり(便秘方向になり)失禁しづらくなる。
そこで、以前よりも野菜をしっかり摂る献立にしてもらっていました。
また、お肉を食べる時にも脂を避け、鶏肉だとササミなどを積極的に採用していました。
さらに、食べる量も食べ過ぎないように調整していました。
オーストラリアの定番は、ステーキ、ハンバーガー、フィッシュ&チップス・・・
外食になると非常に脂っこい食事が多いです。基本お肉や揚げ物が出てきます。
また、外食すると物価が高く一人分の定食が3000円とかします。
なので、オーストラリアでの食事は極力外食を避け、毎日自宅で奥さんが作ってくれました。
オーストラリアはアメリカと同じように肥満大国のイメージを持っている人も多いと思いますが、、、
実際に、肥満の人は多いです。しかし、一方で、健康志向が高い人も非常に多いです。
その要因の一つに、広大な土地を利用して農業が盛んで、オーガニックフード(有機食品=無農薬食品)が
日本と比べ非常に安く手に入る、ということが大きいと思います。
外食すると日本より高いけど、農作物は非常に安いです。
野菜だけでなく、お肉に関してもオーガニック(有機野菜で育てられたお肉)のものが比較的簡単に、
安く手に入ります。
広大な土地が食事に関しても大きな影響を与えているという印象があります。
日本は土地が狭い分、狭い土地で最大限収穫量を確保しなければならない。
そのためには、農薬を使ってできる限り取りこぼしのないように農作物を育てる必要があります。
結局、なかなかすべてをオーガニックにこだわって作ることができないのでは?
そんな風に考えています。
実際、オーストラリアの週末には各地でオーガニックフード限定のファーマーズマーケット(野菜などの食品を持ち寄り販売する)がいたるところで開催されています。
また、健康志向の高い人は、”無添加”のモノを積極的に選んでいました。
日本でも、多くの食品に添加物が使われていますが、主な理由は保存期間を延ばすためなので、
コンビニやファストフードの食品に多く添加物が使われています。
食べるモノを意識するようになって、自分の体が添加物に敏感に反応することも分かりました。
稀にファストフードを食べた後、排泄サイクルが崩れる傾向にあることも継続してつけている記録から
把握できるようになってきました。
やはり、基本的には自然由来のモノを食べると、体の調子が良いというのも実感しています。
しかし、あまり気にしすぎると何を食べるかを選ぶだけでストレスになりかねません。
実際、オーストラリアで出会った健康志向の高い人の中では、
食べるモノを過剰に意識しすぎて自分で作る食事以外食べれなくなっている人もいました。
自分としては、普段の食事は気にしながらも、2週間に1食くらいは外食もOK。
くらいの意識でいます。
今後、復職したり、自身のライフスタイルの変化に伴い食生活も変わる可能性が高いですが、
食への意識、自然由来の食材を使用した食事を摂る努力は継続して、自分にとってのちょうど良いあんばいに
していければと考えています。
食生活や排せつに関しては、今後も自身の経験をシェアしていこうと思いますので、
よろしくお願いします。
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