キドリハ通信 KIDOREHA BLOG
2015年10月28日、入院150日目 。(事故から209日目。) 2015年10月28日 15時40分23秒
(このブログは以前書いた日記を配信していますので実際の日付とはタイムラグがあります。)
皆さんおはようございます。
今日は、朝からトイレと洗濯を済ませてキドリハ通信を執筆しております。
明日のお風呂に備えて、衣類もタオルもキレイに洗濯し、今乾燥待ちの今日この頃です。
洗濯するとココロも洗われて良い気分です。
さて、今日も昨日の訓練の様子を紹介したいと思います。
動画は昨日のPTでの歩行訓練の様子です。
『JORDAN23』のウェアを着て、もっと高く、もっと前へ、もっと力強くのイメージです。
https://youtu.be/hYS5edMfU3s
「前より歩き方がぎこちなくなってない?」
そう思った方、正解です。
今回は、今後の松葉杖での歩行を想定して、 両腕ではなく片腕のみの支持歩行です。
仕組みは、右脚を出そうとする時、
左脚と右腕で体を支えます。そして、右脚の腸腰筋を使って右脚を前へ。
左脚を出そうとするなら、
右脚と左腕で体を支えて、左脚を前へ。
松葉杖を使った時にもこれと同じ仕組みで歩きます。
もちろん、両腕支持から片腕支持になるので不安定でぎこちなくなっています。
松葉杖歩行に向けての訓練です。
松葉杖になれば、もっと不安定になります。
鏡に映る自分のぎこちない歩き方を見ると、思い出すことがあります。
小学校低学年?くらいの頃、家族でデパートに買い物に行った時の思い出です。
駐車場に着き、先に車を降りて、建物に向かっていた兄と僕。
目の前に脚の不自由な方が歩くのを見て、二人でその方の歩き方を真似していました。
不自由な方をバカにしていたんです。
歩き方を真似して二人でふざけて笑っていました。
そこに遅れて車から出てきた父親が来て、
バッチバチにしばかれ、 「二度とするな。」 そう怒られました。
当然ですよね。苦い思い出です。
障害をバカにしたこと、一生懸命な人をバカにしたこと、後悔しています。
本当にごめんなさい。
でも、そんな子どもの頃の苦い思い出を、歩行訓練を始めてからよく思い出します。
今の自分は、自力で歩くこともできません。
自分が当然だと思って、できない人をバカにしていたこと、それが今では自分ができなくなっています。
今になって、「歩くことの尊さ」を痛感しています。
不細工でも、自分の脚で歩けたらどんなに嬉しいか。
この苦い思い出を教訓に、いつか自分の子どもができた時、
父親に教えてもらったことを自分の経験から魂込めて語ってやりたいなぁと今は思っています。
「ステップ・バイ・ステップ。
どんなことでも、
何かを達成する場合にとるべき方法はただひとつ、
一歩ずつ着実に立ち向かうことだ。
これ以外に方法はない。」
byマイケル・ジョーダン
その時は、子どもと並んで歩いて語ってられたらイイなあ・・・
さあ、今日も歩行訓練行ってきます!!
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