キドリハ通信 KIDOREHA BLOG

2015年10月5日、入院127日目。(事故から186日目。) 2015年10月05日 15時32分57秒

皆さんおはようございます。
縁起のいい77回目のキドリハ通信は、「前向きな話」をしたいと思います。
週末、初めての外泊を達成しました。
半年ぶりの自宅への帰宅。家のソファでテレビを見ながら過ごすこと、家のベッドで寝られること、本当に最高の週末でした。
そして、焼肉解禁!
会社の先輩との半年ぶりの焼肉!!最高に美味かったです…しみじみ。
しかし、その夜から翌日にかけて、久しぶりの大失禁大会でした…。苦笑
マキヅメをおこした足の親指への対策のために摂取している抗生剤の影響と、外食による食生活の乱れの影響と、どちらの影響もあると思いますが、これからは、食生活の変化と排便サイクルのバランスを把握していく必要があります。排泄もさらに次のステージへ!
今日は前向きな話でした。
僕は、2015年4月4日に事故に遭いました。
実は、昨日で事故から半年が経過しました。以前、レジェンドと紹介した脊損の患者さんは約半年経ったくらいで少しずつ感覚が戻ってきたと話してくれました。半年という期間は脊損患者にとって、そして自分にとっても節目なんです。
だからやっぱり半年のタイミングは意識します。
半年経った今でも、足の運動神経は全く戻っていません。もしかしたらこのまま、、、?そう考えがちなこういう時だからこそ、前向きな話をしたいと思います。
先日の土曜日、会社の後輩で、日経新聞担当の後輩が、写真のような記事を送ってくれました。
076
(日本経済新聞 10/2金 朝刊)
「前向きにリハビリした方が効果が現れる」ことが科学的に証明されたらしいという記事。
僕も、自分の身をもって「前向き」の効果を証明したいと思います。
昔からよく子ザル(家系がサル似)と呼ばれていた僕にとっては、ホンモノのサルには負けられません。
また、「前向き」を意識する時、事故にあった当初に会社の先輩からもらったコトバを強く意識します。
この先輩は、一昨年会社をやめて、子供たちに運動しながら英語を学ぶ運動塾「スポグリッシュ」を運営されています。奥が深いのでメールそのまま紹介します。
「俺は子どもたちに運動の指導をする際、
前向きだけでなく敢えて後ろ向きに走らせたり、利き手、利き足でない方で動作をさせたりします。それが偏らないバランスの良い感覚、動作の習得に重要だと考えているからです。
人間の気持ちも同じだと考えてます。
日々前向きな木戸だからこそ、時には後ろ向きになったり様々な情報、環境に一喜一憂、右往左往することも今後の進化のためにも必要なことなんだと個人的には思うよ。
もちろん気軽に言うつもりはないが、
どうか焦らず気持ちを楽にね。」
確かに、怪我をして最初の頃は一喜一憂を繰り返していました。当初は夜になると後ろ向きな自分が襲ってきました。
基本は前向き、だからこそ後ろ向きになると結構落ち込んでました。これじゃダメだと思うと余計に自分のことをダメだと思ってきました…
でも、最近は思います、後ろ向きになる時間があることで、また一つ成長してるなと。
一生足が動かないかもしれない不安に襲われてること、失禁をして悩んでいたこと、熱発して体調を崩したコト、そんな後ろ向きな出来事があったから、今では大抵のコトには動じないようになりました。
このコトバのように、後ろ向きになることも一つの前進、前向きじゃない時は、横向きや後ろ向きに前進していると思えるようになりました。
半年経っても脚は戻らなかった。
でも、まだ半年しか経ってません。
勝負はココから、むしろ、歩けるまで勝負は続きます。
よーし、今日も歩行器で前向きに前進します!!
⚫︎本日のご紹介↓
英語で教える運動塾「スポグリッシュ」

コメントを投稿する

すべての項目を記入して『投稿する』ボタンを押してください。パスワードは投稿したコメントを編集・削除する時に必要になりますので、忘れずに覚えておいてください。

編集