キドリハ通信 KIDOREHA BLOG
2015年6月10日、入院10日目。 2015年06月10日 15時56分52秒
今日は入院10日記念。10日目ともなれば、新しい病院内でも顔を覚えられ始めましたが、更に存在感を出すべくやっています。
毎日、挨拶と、看護師さんへのお礼と、「リハビリ行ってきます!」とナースステーションを通る時にでかい声で言うことで、「あいつはめっちゃリハビリ頑張ってる奴」というイメージアップを狙っています。コレは何気に結構重要で、相手からイジってくれる?絡んでくれる機会も増え、色んな場面で経験からくるアドバイスを看護師さんからもらえることができます。更にもっと自分を高めていけるリハ環境をつくっていこうと思います。
さて、新しい病室の話ですが、引き継ぎ4人部屋です。僕、65歳くらいの男性、あとの2人は20歳くらいの男性です。
65歳くらいの男性は、話を聞くところによると約20年前に海外赴任先での交通事故で脛骨(首の骨)を損傷。首から下の麻痺と20年間闘い、手先の動きも100%動きは戻っていません。20歳くらいの男性ふたりとは恥ずかしながら10歳差の距離を詰めきれず、まだあまり詳細分かりません。苦笑 が、うち1人の子は既に歩けるまで回復しており、今月末に退院するようです。
この病院には様々なレベル、症状の脊髄損傷患者がいます。65歳男性の方と話していると、よく「そんなに焦らなくていいよ。笑」と言われます。また、「腕も腹筋も残っているのであれば、余裕で復帰できるから大丈夫。」と。
確かに、事故から20年、首から下に麻痺が残る状態で生きてきた彼の当時の訓練は想像できません。間違いなく自身の訓練生活よりハードルの高いモノだったと思います。一方で、同じ病室には、(詳細分からないけど)既に歩いている男性もいる。当然、「絶対にもう一度歩く」と信じる自身には、目の前の車イス復帰を目指すだけではいけないという焦りが出てくる。そんな葛藤を続ける数日間を過ごしています。
今度、歩いている20歳男性(大先輩)にうまくとりいって、歩けるようになるまでどんな経緯だったか聞いてみたいと思います。…と、キドリハ通信を打っている今も、右目から涙がまた流れてきました。顔面神経も順調に回復しています。”
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