キドリハ通信 KIDOREHA BLOG
2015年6月16日、入院16日目。 2015年06月16日 15時58分51秒
以前少し触れましたが、部屋のメンバーの中で20歳の男の子(ハタチさん)がおります。ハタチさんは既に歩いていて…どうやって歩くに至ったのか、聞いてみたいと思っていました。
先週金曜日、たまたま訓練に行くタイミングが一緒になり、仲良くなりました。体について聞いたところ、、、彼は脊髄損傷ではなく、神経系の病気みたいでした。彼は大学生で、今休学して入院しています。細かい病名は聞いていませんが、自分の体の成長に比べて、人よりも筋肉の発達が遅れる病気で、数ヶ月前の発症当時は手足の力が弱くなり、入院前は歩けないくらいになってしまったようです…。
ふと、ALS筋萎縮性側索硬化症なのかな?治らないのかな?と一瞬不安になり、完治するのかと質問しましたが、2ヶ月の訓練を経て、しっかり歩けるようになったので、今月末退院を予定しているようです。
詳細は分からないので勝手なことは書けませんが、ALSではないようです。ホッとしつつも、まだ4割くらいしか彼の懐に飛び込めていない状況なので、退院までに距離を詰めたいと思います。彼はサッカー好きということもあり、よくレアル・マドリードのユニフォームを着ているので、対してFCバルセロナのユニフォームを着て、あからさまに会話のネタを作って「ライバルだね?笑」的なぬる~い会話で歩み寄ろうと思います。
彼のおっとりした印象もあり、大学生にして病気と向き合い訓練を経て復帰していく彼は、羨ましくもありしっかりしているなぁと感心しつつ…自身の事故後、よく事故以前の自分や、周りの脊髄損傷の人と比較して一喜一憂しがちな自分。
最近は以前の自分と比べることがいかに無意味だと自分に言い聞かせています。複雑に考えすぎず、とにかく信じて前に進もうと思える時間がここ数日間は増えてきています。そんな今日この頃です。
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