キドリハ通信 KIDOREHA BLOG
2015年7月27日、入院57日目。(事故から115日目。) 2015年07月27日 17時08分45秒
今まで、何を食べても「美味しい」と思って完食してきた流派なので、こんなにも食事を食べたくなかったり残したりするようになるとは思いもしなかったです。
東京の病院での入院生活も含めると約4ヶ月病院食を食べてきて、完全に飽きてしまいました。
情けないですが、本当に美味しく食べれない、食べたくないのが本音です。
前の病院では、飽きてきた頃に先生と相談して少しジャンキー嗜好な食事メニューに変えたりしてもらっていたので乗り切れましたが、今は厳しく排泄管理し食事制限もしているので、大変辛いです。
僕の人生の中で至上の喜びだった「食べること」に対して制限されるのは正直辛いです。
実際、最近は食事を残しています。
それに対しても心苦しいし罪悪感も感じます。
本当です。
でも、食べることは常に排泄と裏返しなので今こそ耐えどきだということも分かっています。
分かっているからこそ、しんどいです。
そんな中、昨日昼ごはんに奥さんが僕の大好物の焼きそばを差し入れてくれました(本来NGですが)。写真は焼きそばです!
心の底から美味しかった。
やっぱりいつか不自由なく好きなものを食べるために、また頑張ろうという気持ちになれました。
なぜそんなにも失禁するのか、抗生剤のせいです。
発熱によって2週間抗生剤を投与していました。ここ1週間は点滴から内服薬になったものの、今日も抗生物質を飲み続けています。
抗生剤でお通じがゆるくなり、ゆるくなったお通じで失禁しやすくなるんです。抗生剤が体内から抜けて、また発熱前の「失禁ゼロキャンペーン」の頃の排泄サイクルに戻るまで今は我慢するしかありません。
訓練して、失禁。
食事して、失禁。
失禁失禁失禁…。
失禁する度に看護師さんにオムツを交換してもらいます。
いつも思っていることですが、人の気持ちは自分の「言動」でしか伝えられないと思うんです。
言葉と態度しかない。
でも今の僕は態度では伝えられない。なぜなら自分では失禁を止められないからです。じゃあ言葉で伝えるしかないですよね。
心の底からそう思って伝えてます。でもすみませんもありがとうも言いすぎると軽くなる気がするし、何度も言ってる自分にも嫌気がさしてきます。
自分ではコントロールできないことも分かってる。
家族にあたっても仕方ないことも分かってる。
抗生剤が抜けるまで仕方ないこと。考えてもどーしようもならないことも分かってます。
もちろん、死にはしません。でも今の状況はそれくらい辛い。今日の配信は、そんな悩みのおすそ分けを、させてください。今週も頑張ろう。
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