キドリハ通信 KIDOREHA BLOG
2015年7月31日、入院61日目。(事故から119日目。) 2015年07月31日 17時16分59秒
皆さんおはようございます。
今日で今のリハビリ病院入所2ヶ月になりました。
今日は、入院生活における今後の想定スケジュールの話をしたいと思います。
元々は3ヶ月での家庭復帰を最速の予定としていましたが、転院後1ヶ月コルセットが外れず肩荷重制限があったことや(それにより訓練の進行が遅れたので)、尿路感染による発熱で2週間ほど足踏みしたことなどもあり、当初の予定より遅れそうです。
現在の目標は、まずは外出許可を得て外食すること。
その後外泊許可を得て家に帰ること、それを目指しています。
そして外泊を定期的に繰り返した後、退院が見えてきます。
外出は、イメージとしては病院の最寄駅までバスで移動し、駅周辺で食事をして帰ってくるイメージです。
当日帰るので、何かあっても大きなリスクはあまりありません。
一方外泊は、バス・電車を乗り継いで最寄りの駅まで、駅から家までは車椅子で移動します。
まずは移動が長いという面でリスクが大きい。また日帰りではないので、排泄の処理や入浴などハードルが出てきます。そのため、車椅子からトイレへの自力移乗や、(家族や)自分で失禁対応する必要があり、ココでも排泄が壁になってくるんですね。
また、体交(たいこう)といって、褥瘡(じょくそう=床ずれ)防止のために4時間に1回体の向きを変える必要があるのですが、それも含め全てを自分で行う必要がある。もちろん、体交は僕が下半身の感覚がないから意識的に行うのであって、皆さんは無意識に行っている行為です。そういった面で外出よりもハードルはいくつも越えなければなりません。
イメージとしては、1ヶ月以内で外出、2ヶ月以内に外泊、その後退院が見えてくる…という感じでしょうか。焦りは禁物ですが、先を考えるとあまりのんびりともしてられないな、というのが今の正直な気持ちです。
さて、今日はPTでの床トラ(床→台へのトランス)について紹介します。
以前より倍の高さの台への移乗も可能になりました。
PTでの直近の目標は、添付した画像のように床→車椅子へのトランスです。
写真は漫画リアルのワンシーン。
リアル : 井上 雄彦:
トランスしているのは主人公の1人である高橋という高校生で、交通事故による脊髄損傷(胸椎7番)患者です。
最初読んだ時は、こんなコトできるのか?と思っていましたが、ようやく近づいてきました。
床から台、床から車椅子、そして車椅子から台へのトランスが可能になれば異次元の世界が広がるので、今とても大事なステップを上がっているところです。
ちなみに、漫画リアルは事故前にも読んだコトがありましたが、事故をして改めて読み直しました。
脊損の高橋を含め、境遇の異なる主人公3人が車椅子バスケを通して日々葛藤しながら毎日を生きていくそれぞれの現実(リアル)を描いた漫画なので、皆さんも時間があれば是非読んでみてくださいね。
脊損の高橋を含め、境遇の異なる主人公3人が車椅子バスケを通して日々葛藤しながら毎日を生きていくそれぞれの現実(リアル)を描いた漫画なので、皆さんも時間があれば是非読んでみてくださいね。
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