キドリハ通信 KIDOREHA BLOG
2015年9月25日、入院117日目。(事故から176日目。) 2015年09月25日 14時58分12秒
皆さんおはようございます。
今朝、川島なお美さん死去のニュースがありました。人の人生いつどうなるか分からない…突然闘病生活に入る人もいれば、突然亡くなる人もいて、、切ない訃報です。
さて、今日は昨日の訓練の様子など紹介したいと思います。
休み明け久々の訓練で、体育では屋内坂道ダッシュをやりました。屋内坂道ダッシュは、30㍍×4本の坂道を、先頭の人が6セット終わるまでひたすら漕ぎ続けます。
今、暫定トップの僕が6セット終わるまでやります。僕が遅いと、他の人も時間が長くなるという設定になっています。
今までは、トップの男の子が速かったので、トップが6セット終わる頃に僕は5セット完走でやっとでした。結果的に走る距離が1セット分増えるので体の疲労はより大きくなっています。
その後、自主練でも5セット走ったので、今日起きてからは上半身の筋肉痛で体が痛いです。
OTでは、ベッドマットレスにおける体圧のチェックをしました。
脊損患者は下半身に感覚が無いため、約3~4時間ごとに体の向きを変えて除圧(接地面にかかる圧を逃す)することで、褥瘡(床ずれ)が起きないようにしなければいけません。
ただ、いくら体向に気を遣っていても、ベッドが硬いと褥瘡になりやすくなってしまいます。なので、今後家に帰っても大丈夫なように、柔らかいマットレスの使用を想定しての検査です。
通常、体圧の数値が30手前ならOKのところを、マットレスの種類によって28のモノや、40を超えるモノがあり、自分に合った28のマットレスが良さそうだと確認しました。
念のために、今寝てる病院のベッドも測っておこうと測ってみると…56。
56?…アカンやん。笑
今は体の状態が比較的良いので(若いし、皮膚も衰えてないからか?)、褥瘡になりにくい体の状態ではあるみたいです。
でも、これからお尻や足の肉はもっと落ちて、皮膚にかかる負担が増える可能性もあります。年齢を重ねると体は傷つきやすくなります。体調を崩した時はより褥瘡になりやすいとも言います。
そう考えると、自宅に帰る際には、念には念を、より負担のかからないマットレスを選ぼうと思います。
そして昨日夜に他の患者さんと話す機会がありました。60代女性の患者さんで、脊髄の病気で歩けなくなった女性ですが、最近は歩行器で歩く訓練をされています。
「自分が病気を発症した最初の頃は、指がほんの少し動く程度だった。でも、1残ってる動きを無くさないように、2、3…と少しずつ動けるようにしていった。それを続けていったら今ではやっと歩けるようになった。だから、絶対諦めないで。」って話してくれました。
僕はまだ0→1の動きがきてないんですよね。
事故からもうすぐで半年が経ちます。
1でも動いてくれたらなぁ。僕は更に根気が必要になりそうです。
今日の写真は、昨日の会社のサッカー部の先輩たちが来てくれて、僕が事故前に履いていたスパイクを持ってきてくれました。
懐かしいなぁ、コレを履いて動き回っていたんだなぁと、思い返していると、物があふれかえっている状況でもやっぱりコレは捨てられないなぁと感慨深いです。
看護師さんに捨てろと言われないよう、
ベッドの下に隠しています。笑
では、今日も歩行訓練頑張ります。
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