キドリハ通信 KIDOREHA BLOG

2016年6月14日、新生活184日目。(事故から1年と72日目) 2016年06月14日 18時58分40秒

vol.17キドリハ通信~欲しがりません立つまでは第3章オーストラリア篇~

 

 

皆さんこんばんは。
キドリハでおなじみのキドですよ。

 

 

今日も歩行訓練をしましたが、今までやったことがない設定で歩行訓練をしました!

 

 

まずは映像を見てください。

 

 

 

 

今日はJimとのトレーニングでしたが
天井につるしたヒモで体を支えて歩行訓練をしていきます。

 

 

トレーニングのテーマは前回のキドリハで紹介した…歩行トレーニングにおける「脚の振出しと正しい姿勢の両立」に直結する内容です。

 

 

今日は2時間のトレーニングを通してケツ(大殿筋)に力を入れる(スクイーズ)ことに焦点を当てたメニューでした。

 

 

また、今日のリハビリは、オーストラリアで修行中のPT(フィジカルセラピスト)三浦さんが見学に来てくれました!!

 

 

三浦さんは昨年まで東京の病院でPTとして勤められていましたが、
PTとしての知識や経験値を高めることを目的にオーストラリアに渡ってこられました。

 
ちなみに僕ら夫婦と同い年です。

 

 

実は、ある日ゴールドコーストのトラムに乗っているところを・・・
三浦さんの奥さんから「もしかして、キドリハのキドさんですか?」と聞かれて出会いました。

 

 

もう、有名人気取りですよね、その日は。
しょーがないですよね。知らない人から声をかけられたんだから。
有名人気取りたくなりましたよね。

 

 

その日は、ずーっと、奥さんと有名人ごっこしてましたね。

 

 

妻(一般人役):もしかして、キドリハのキドさんですか?

 

 

旦那(キドリハのキド役):すみません、事務所通してもらって良いですか?

 

 

そんなしょーもないやり取りを繰り返してました。まあ、そんな話はどうでも良いとして・・・笑

 

 

今日は、以前も紹介した日本のPTとオーストラリア&アメリカのPT(トレーナー)との違いを紹介します。

 

 

僕が思う最も大きな違いは「立場」の違いです。

 

 

「ステータス」の違いと言った方がニュアンスが伝わるかもしれません。

 

 

日本の病院では、基本的に病院に勤めるPTさんとリハビリをしますが、病院でのリハビリにおいて、意思決定のトップは医師です。(イシだけに。)

 

 

なので、病院でPTさんとリハビリをしていても、初めてのメニューを行う時には「それをやれるかどうかは○○先生に確認しないと…」みたいな場面が出てくることがあります。

 

 

どうしても、PTさんだけでは意思決定できなくなりがち…そんなイメージがあります。

 

 

一方オーストラリアではフィジオやトレーナーに「開業権」があります。
開業すると、自身で考えたトレーニングがサービスになるので、結果的には医師との関係に上下はなく対等です。

 

 

もちろん、オーストラリアにも病院や医師はいますが、病院にいるのは急性期期間のみで、手術が終わると早々に退院し患者それぞれの判断でリハビリ施設やリハビリ方法を選択する、というのが基本になっています。

 

なので、医師とトレーナーを対等に天秤にかけ、患者側が自分の意志で自分に合ったリハビリを選ぶんです。

 

 

それが、日本とのステータスの違いと言った所以です。

 

 

これは、あくまでも個人的な見解です。
どちらが良い・悪いという話をしたいわけでもありません。

 

 

でも、今思うことは、日本でももう少しPTさんが自身の意思を持って患者と向き合えることができれば、更に良いリハビリ環境になるのではないかと思っています。

 

 

少なくとも、僕が日本でお世話になったPTさん(OTさんも含め)は皆さん知識も指導技術も素晴らしく、
オーストラリアで出会ったトレーナー達に負けないパッションもある方々ばかりでした。

 

 

なので、三浦さんだけでなく日本のリハビリ事情と海外の事情の両方を知るトレーナーが増えて、日本のリハビリが更により良くなれば…そう願う今日この頃です。

 

 

今日は、今度声をかけられたときのために、サインの練習でもして、寝ます。笑

 

 
有名人・キド

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