キドリハ通信 KIDOREHA BLOG
2016年1月17日、新生活37日目。(事故から290日目。) 2016年01月17日 21時36分28秒
皆さんこんばんは。
1995年1月17日、あの阪神淡路大震災から今日で21年が経ちました。
当時、僕は小学校3年生でした。僕が住んでいたのは神戸ですが市街地からは遠いかったので、
直接は大きな被害では無かったですが、中心地を拠点としたサッカークラブに所属していたので、
サッカー友達や、その家族の方々で犠牲になった方も多くいました。
また、この震災を受け止め、この被害を忘れないようにと、
ほんの少し落ち着いた頃、 家族で被災地を見に行った街の光景を今でも覚えています。
「がんばろうKOBE」。
その言葉を合言葉に、神戸は立ち上がっていきました。1月17日、 この日がくるたびに、また気を引き締めなおさないと、そう思わせてくれる1日です。
先日、神戸に帰省した際、奥さんが地元の小学時代の同窓会に出席したところ、
サプライズで激励をもらいました。
「がんばろうやKIDO」。笑
そうプリントされたTシャツを同級生のみんながつくって、プレゼントしてくれました。
みんなお揃いのTシャツで、パシャリ。その時の写真です。笑
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僕もお揃いで1枚もらいました。
![155](https://rwpj.jp/wp-content/uploads/2015/12/155-169x300.jpg)
ちょっと恥ずかしいですが、でも、こうして応援してくれる人たちがいる。
それだけで、サボっていられません。
また気が引き締まる思いです。
頑張ろうや、俺。
神戸の街と同じように、時間がかかったとしても、必ず復活したいと思います。
さて、今日は先日の配信でした夢の話をしたいと思います。
今、叶いそうな夢。それは、「奥さんとアメリカに行く」という夢です。
![156](https://rwpj.jp/wp-content/uploads/2015/12/156-300x81.jpg)
昨年末、木場にある脊髄損傷専門のリハビリジム、J-workout(ジェイワークアウト)に見学に行ってきました。
結論から言うと、とても良かったです!!
何度も話していますが、日本医学における脊髄損傷者のリハビリとは、
動かなくなった脚はもうないものとして、脚以外の機能を使って生きるためのリハビリ、
つまりは「車椅子生活を目指した」 リハビリです。
一度損傷した脊髄は再生されることはない、という理論に基づいています。
しかし、 J-workout(ジェイワークアウト)のリハビリは、「歩くこと」を目標にしています。
その理論は、脊髄を損傷した場合でも、神経全てが分断されているわけではないので、
分断されずに残った神経を脚を半ば強制的に運動させて刺激を与えることで、
体内に新たな神経伝達のネットワークをつくっていく、というものです。
実際に、歩行を可能にした実績も多いんです。
しかし、そういった実績が知られて、今では入会待ちが何か月も出ているような状況です。
脊損者は受傷後間もない時期の方が、より神経が戻る可能性が高いというのが定説になっています。
受傷後1年に満たないこの大切な時期に休んでいられない。
日本でできないなら本場・アメリカでリハビリをしに行きたい!!
そう思って…明日からの旅は、そのリハビリ留学に効果があるか、確かめるための視察の旅です。
本場のリハビリジムや、現地で生活をしながらリハビリを続けている日本人家族に会って、
話を聞いてこようと思います。
実は、奥さんは大学時代、アメリカに4年間留学していました。
そういうこともあり、「いつか2人でアメリカに行きたいね」と話していました。
でも正直、仕事の状況から考えても難しく、その他に行きたい場所が他にもあったので、
アメリカに行くというのは2人にとってはあまり現実的では無かったんです。
まあ一生のうちでいつか行けたら良いかなぁ、くらいに思っていました。
怪我をして、復活していく可能性の中で、2人の夢をいつか叶えたい、
そう願って自分の夢を書いていました。
怪我が無ければ、こんなに早く実現しなかったと思います。
夢を書いて、言葉に出して宣言すると、本当に夢は叶うんですね。
人生がその夢に向かって少しずつ近づいていくんだ、今では心からそう思っています。
昨日、とあるメーカーのデザイナーの方とお話しをする機会がありました。
「『絶対に良いデザインを仕上げてみせます!』そう言うと、プレッシャーはあるけど本当に良いデザインが出てくる。
『難しいけど、やってみます。』そう言うと、楽だけど不思議と納得するデザインは出てこない。」
やはり、有言し、自分を高めることの大切さを感じたお話でした。
追伸
実は、アメリカの前にオーストラリアにも視察に行ってきます。
アメリカと同様、リハビリ先進国・オーストラリアでのリハビリジムも視察してきます。
また、脊髄基金の代表者にも会ってくる予定です。
それでは、行ってきます。
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