キドリハ通信 KIDOREHA BLOG
2016年3月16日、新生活95日目。(事故から348日目) 2016年03月16日 15時40分27秒
vol.50キドリハ通信~欲しがりません立つまでは第2章~
みなさんこんにちは、木戸です。
今日はゴールドコーストでの一枚の写真から。
この写真を見て、皆さんはどう思いますか??
綺麗!
行ってみたい!
ビーチにもスロープ!素敵!!
確かに素敵でした。
でも、もしもう一歩僕の願いが叶うなら、僕は海の水に触れてみたいなぁ…そう思っていました。
贅沢ですが、そんなコトを思ったりしていました。
ビーチは綺麗で最高だけど、砂浜は車椅子では走れません。漕げば漕ぐほど埋もれていきます。
で、戻れなくなります。笑
なので、車椅子になってから、海には何度か行きましたが、海の水に触れることはできていません。
突堤みたいな、車椅子でも近づける道があると素敵だなぁと、思ったりしていました。
先ほど、オーストラリアで出会ったペリーが、ゴールドコーストを世界一のバリアフリー化を目指すと宣言したニュースが飛び込んでいました。
ビーチのバリアフリーも含めて考えているとのこと。ペリー、素敵やん…
以前も紹介しましたが(1/21キドリハ通信参照)、ペリーは頸椎損傷患者のオーストラリア人で、自身も電動車椅子での生活をしています。
「この世から麻痺を無くすことが俺の人生のミッション。」
そう語ってくれたペリー先輩は、自身で脊髄基金「Perry Cross Foundation」を立ち上げて再生医療やリハビリについて、麻痺を無くすための研究を続けています。
怪我をして、よく考えることがあります。
怪我をする前、人に話せるような、自分にしか目指せない、もしくは自分が絶対にコレだ!って思える夢って、あったのかなぁ…と。
自分が情熱を注ぎ込みたいモノって、仕事以外にあったんかなぁと。
もちろん、人と会ったり、サッカーをしたり、漠然と、一生のうちでこんなコトができれば良いなあって、思っていたことはあります。
でも、そのために人生を歩んでたかと言うと、そうじゃないと思います。
でも、今ではあります。ハッキリとした目標があります。
まず1つ、「死ぬまでにもう一度自分の足で歩きたい!」…コレは、僕にしか目指せない夢です。
他にも、将来叶えたい夢はあります。
怪我の後、紙に書いて明確にしています。
言えと言われたら、是非言いたいくらいの夢です。(聞きたい人は連絡してください。2時間くらいもらえたら語ります。笑)
そんな夢を持てる自分は、どう考えても不幸ではない、と思います。比べるものではないかもしれないけど、怪我をする前の自分と比べてもヒケをとらないくらい幸せです。
ペリーの姿を見ていると、いつも、そんなコトを考えてしまいます。ペリーは決して不幸そうには見えません。夢に向かって歩んでる1人の男です。
そんなコトを思う今の気持ちを残したい、そんな今日この頃です。
今から、リウォークリハビリ行ってきます!!
(スティーブンとのリハビリは次回以降で!ゴメンね、スティーブン!笑)
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