キドリハ通信 KIDOREHA BLOG
2016年3月4日、新生活84日目。(事故から337日目) 2016年03月04日 13時30分59秒
vol.39キドリハ通信~欲しがりません立つまでは第2章~
皆さんこんにちは。3日連続で木戸ですよ。
今日は予告どおりGOODニュースがあります!
実は、以前入院していたリハビリ病院でのReWALK訓練実施が決まりました!!
今日もまた、リハビリ病院に向かっていますが、この後体の健康状態をチェックし、問題がなければ来週から歩行訓練ができるんです。
ReWALKとは、先日の海外視察の際にオーストラリアで初めて使用した歩行アシスト用ロボットです。
映像で装着しているやつですね。
(ReWALKの詳細は1/26配信のキドリハ通信vol.24を見てください)
それを、日本でもやらせてもらえることになりました!
実は、入院中も主治医の先生が僕にReWALKを使った歩行訓練をさせたいと調整に動いてくれていたんですが…
結局、病院内の予算がつけられないので訓練を行えないということでNGになっていました。
でも、オーストラリアでReWALKで歩く動画を見た病院の先生、PTさん達が改めて病院内の調整に動いてくれて、院内予算がおりたんです。
なので、来週からオーストラリアに出発するまでの約1ヶ月間、病院での歩行訓練が開始します!!
本当に感謝です。
今回の経験で学んだコトは2つあります。
1つは、日本の病院において、完全麻痺患者の「歩くためのリハビリ」を実施するのは相当ハードルが高いということ。
僕は、入院中のリハビリをクリアして、その後、歩行器を使った歩行訓練を毎日行ってきました。それ自体も凄くまれなコトで、患者さんの中には歩くリハビリを考え
たことがない方も多くいらっしゃいます。
そんな中でも、僕は歩くための体の準備をしていました。
そしてさらに、先生やPTさんが動いてくれてなお、一旦は諦めざるをえなかったんです。
今回、僕は周りの方や病院施設などの環境に恵まれたからReWALK訓練の実現につながりましたが、望んでも叶わない方が沢山いらっしゃるという日本の現状
を身をもって感じました。
2つ目は、行動することの大切さです。
今回、実施に向けて1番大きなキッカケになったのは、僕が「実際にオーストラリアでReWALKで歩いた。」という事実とその映像があったことです。
それが無ければ、今回の話は無かったと断言できます。
そのくらい大きなキッカケになりました。
「一回でも試せればなぁ。」とか、「海外に行けたらなぁ。」とか、妄想したりボヤいてるだけでは何も始まらないし何も実現しないんですよね。
実際に行ってみて、試してみて、それを見てもらって、初めて今回の訓練につながったと思います。行動することの重要性を強く再認識させられました。
しかし、そんな偉そうに言ってる僕も、妻の提案があったからこそ行動できたコトを考えると、やはり奥さんに感謝の気持ちは忘れてはいけませんね。
それでは、身体検査に行ってきます!
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