キドリハ通信 KIDOREHA BLOG
2017年3月9日(事故から1年と339日目) 2017年03月09日 13時35分23秒
Vol.22 キドリハ通信~ほしがりません立つまでは第4章~
皆さん
こんにちは。
最近、旅の記録ばかりで、「木戸、リハビリしてんのか?」
と思われてそうなので、今日は、最近のリハビリの様子を紹介します。
スペインから帰国後も、雨の日以外は毎日COGYをこいで、
歩行器で立位姿勢をとり、コアトレーニングに、ストレッチに、
毎日サボらずトレーニングに励んでいます。
中でも、COGYについては、今まで以上に具体的なテーマをもって
トレーニングに臨むようにしています。
どういうことか・・・
毎日、リハビリを続けていると、
なかなか、細かい成果に気づきづらくなります。
例えば、右脚と左脚でも、脚の状態は全く異なります。
脚の動き自体は左脚の方が大きいですが、脚の内側で神経がつながっていると感じるのは、
右脚の方が強かったりします。
なので、ただ30分なんとなくこぐのではなく、
細かい時間で区切って、その時間内に意識する箇所を変えるようにしています。
具体的には、こんな感じです。
<COGYトレーニング30分間>
・何も考えずに漕ぐ(運動の自動化を狙って) 5分
・右脚のみ使うよう意識 5分
・左脚のみ使うよう意識 5分
・踏み出しのみ(大腿四頭筋を使って蹴りだす動きのみ意識)5分
・引き付けのみ(腸腰筋を使って体に引き付ける動きのみ意識)5分
・何も考えずに漕ぐ(運動の自動化を狙って) 5分
少し暗くて見にくいですが、
今週のCOGYトレーニングの様子です。
もう一つ、今週のトレーニングを通して感じたことを紹介します。
COGYを漕いでいる30分間は、携帯で音楽を聴きながらトレーニングしています。
スペインで携帯を盗まれたので、音楽が結構消えたので、
今携帯に入っている曲が、ちょうど事故直後、ベッドの上で聴いていた曲なんです。
音楽って、すごいですね。
過去の記憶とか、その時の感情を呼び覚ます効果があるんですね。
事故後、奥さんが買ってきてくれたSuperflyの曲とか、
ベッド上の自主練で、「無理って言われたけど、なんとか割れるまで腹筋やってやる!」
そう思って何回もベッドで聞いてました。
絶望の中で、何かやりがいを見つけたくて、リハビリや面会の合間にスペイン語を勉強していました。
そんな時聴いていたのはテイラースイフトの曲でした。
COGYを漕ぎながら、Superflyやテイラースイフトの曲が流れると、
自然とこみあげてくるものがあります。
同時に、「初心を忘れるなよ。」って、当時の自分に言われているような気がします。
また、「毎日の生活に感謝しろよ。」って、リマインドされている気がします。
あれから、もうすぐ2年。
忘れないように、と思ってても、
もしかしたら、気づかないうちにリハビリを続けてる自分に満足してないか?
120%でリハビリやれてんのか?
今のリハビリで、もう1回歩けんのか!?
このままで、奇跡起こせんのか!?
「いやいや、まだまだ。これからが本番。」
そう自分を鼓舞して、今日のブログは締めたいと思います。
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