キドリハ通信 KIDOREHA BLOG

vol.46キドリハ通信～欲しがりません立つまでは第2章～

 

皆さんこんにちは。
今日もパラパラと雨が降っていますね。
車椅子にとって、雨は天敵です。行動がかなり制限されてしまいます。

 

 

しかし、僕は車椅子はポルシェ(と呼ばれてるだけ)なんですが、自動車は持っていないので、レインコートを着て出かけます。

 

 

写真は一昨日の雨の日の帰り道です。

 

なかなか哀愁たっぷりな写真ですね。

 

 

そして、今日は3.11ですね。

 

朝からテレビで特集をやっていたり、駅では募金が行われていたり、電車に乗ると地震を想定した訓練が行われていたり…

 

 

特別意識しなくても「命」の尊さを考えさせられる、そんな1日です。

 

 

僕は、5年前の地震発生時は、千代田線に乗り、タレント事務所に向かって移動中でした。
その時電車はは緊急停止し、揺れが始まると、一緒にいた先輩と顔を見合わせて「コレヤバくない？？」と言葉を交わしたのを覚えています。

 

 

その後、タレント事務所には歩いて行き、会社に戻った後は予定通りCMの編集作業で編集室に入りました。

 

 

その頃にはよっぽどのコトが起きたコトは認識していましたが、編集室の大画面モニターで繰り返し流れる津波の映像を見た時に、想像以上のコトが起きていると再認識させられました。

 

 

自分が小3の時に起きた阪神淡路大震災と同じような、歴史的大災害が起きたんだ、どエライコトが起きてるんだ、目の前の光景と記憶とを重ね合わせていたのを思い出します。

 

 

幸いにも、阪神大震災でも、東日本大震災でも、自分や家族は命に関わるような被害を被るコトは無かったので、被災者の方々と100%同じ気持ちになるコトはできません。

 

 

かといって、「頑張って」なんて軽い言葉はかけられません。

 

 

自分のケガと重ねるつもりもありません。
境遇が全く違うので。

 

その代わり、今日という日を迎えるにあたり、今の自分の命や家族の健康に感謝して今日を生きること。

 

それが今の自分にできるコトかな、と思ったりもしています。

 

 

毎日、ずーっと意識するコトは難しいかもしれませんが、こういった節目の日に自分の命を振り返り、人生を大切に一生懸命生きようと再確認するコト、それが大切なんじゃないかなと思う、3.11の今日この頃です。

 

 

今日もまた、リウォークでの歩行訓練に行ってきます。また今日も訓練ができる、そんな日常に感謝です。