キドリハ通信 KIDOREHA BLOG
「崖っぷちの向こうに、ゴールはある」2017年6月14日(事故から2年と73日) 2017年06月14日 23時38分59秒
2017年6月14日(事故から2年と73日)
vol.14 キドリハ通信〜欲しがりません立つまでは第5章〜
今日は、どうしても寝る前にこのブログを書きたくて、
自分に向けて、そして、周りで応援してくれる皆さんに向けてブログで伝えたくて、やることを終わらせて、こうしてブログを書いてます。
今日、リハビリをしながら、先日録画をしていた、
岡崎慎司の「プロフェッショナル」を見たんですよね。
目、離せなかったです。
年齢は1つ年下なんですけど、「コイツ、スゲーな。」って感じで見てました。
「死に物狂い」とか「泥臭く」とか、
ホンマにそんな言葉を毎日テーマにしながら全力で闘っているのが伝わってきました。
で、「負けたくない。」って思いました。
ホンマに。
は?って思われるかもしれないけど、ホンマにそんな風に思いました。
僕が闘っているのは、
もちろんプレミアリーグでもないし、
日本代表でも、プロでもない…。そんなこと分かってます。
でも、同じ意識でリハビリを続けたいな、って。
気持ちでは同じレベルで闘いたいな、って。
「日本でシュンスケも頑張ってるから、俺も頑張ろう!」って、
オーストラリアの仲間とか、スペインの友達に思わせるくらい、結果出したいな。
って、心からそんな風に思ったんですよね。
日本を代表して、世界で闘ってるみんなに負けないように。って。
ホンマに。
実は、1度だけ、岡崎慎司とサッカーの試合で対戦したことがあるんですよね。
僕は公立高校で、岡崎慎司は滝川第二高校で、
サッカーのレベルだと天と地の差があったけど、それでも一緒にプレーしたんです。
どしゃぶりの土のグランドで、
1人だけ雨が降ってないみたいに躍動してた記憶があります。
ホンマに、そんな印象だけ心に残ってます。
あんまり、「俺、〇〇と試合したことあるねん。」って思い出にふけるのは嫌ですけど、その思い出すら、今の自分にチカラを与えてくれていると思うと、
宝物のように思えてきます。
もし、いつか自分の脚で本当に歩いたら、
それはプレミアリーグで優勝するくらい、
チャンピオンズリーグで優勝するくらい、
サッカーワールドカップで優勝するくらい、周りの人に喜んでもらえると思うんですよね。
みんなが、泣いて喜んでくれるのが想像できるんです。
今の人生は、その夢を叶えようと前に進むだけで、
生きる価値としては十分だと思います。
「崖っぷちの向こうに、ゴールはある。」
by岡崎慎司
今の車いすでの人生が崖っぷちだとはもう思わないけど、
目指すからにはゴールに立たないと、結果を出さないと意味ないぞ、俺。
絶対歩こう。
明日も朝からトレーニングします。なので、今日はもう寝ます。
追伸
「サッカーで同じ舞台に立てなくても、
絶対に、いつか一緒に岡崎慎司と仕事がしたい。」by木戸俊介
夢は言わなきゃ始まらない。by三浦知良
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