キドリハ通信 KIDOREHA BLOG
「ハンデや困難があったほうが人生は甘く豊かなものになる。」2017年4月22日 (事故から2年と19日目) 2017年04月22日 23時19分01秒
「トマトを甘くする時は、わざと畑に水をまかない。
トマトにストレスをかけてトマト自らの力で完熟させてトマトを甘くするんだよ。
人生も同じ。ハンデや困難があったほうが人生は甘く豊かなものになる。
俊介、ちょうどいいハンデもらったな。」
2017年4月22日 (事故から2年と19日目)
Vol.4 キドリハ通信~ほしがりません立つまでは第5章~
こんばんは、キドです。
さて、
今日の冒頭の言葉は、20年以上前にバイク事故で脊髄損傷になった知人で、
その後リハビリ生活を経て再歩行を獲得し、
今では歩いてバリバリ仕事をしているとある知人が、
事故当時の病院で、お見舞いに来てくれた方にかけてもらった言葉だそうです。
最後の名前の部分は、便宜上、僕の名前に置き換えさせていただきました。
すみません。笑
今週、この言葉を聞いて、とても印象的だったので、
紹介させてもらいます。
今の僕は、心の底から、この言葉の意味を実感しています。
そして、
今の僕は、正直困難だったハズの「歩けない」というハンデが、
この2年で、もはやチャンスにすら思えています。
木戸俊介、31歳。
今まさに、人生の波がきている。
そんな気さえしています。
ここ最近は、どんどん色んな人に会って、
自分のコレカラの話をしまくっています。
話すことで、自分の状況を整理している、といった感じで、
とにかく人と会って話すことが生きがいとなっています。
そんな中、今日は、高校の同級生で、
神奈川の山里を拠点にギター職人をしている友人に会ってきました。
約1年半前、僕が入院中に遠路はるばるお見舞いに来てくれた友人です。
今回は、僕が彼の自宅兼ギター工房を訪ね、その移動の車中やカフェで、
互いの近況や、人生について語りました。
以前、彼と会ったのは約1年半前だったので、
僕は、退院してからのオーストラリアでの出来事、一人でスペインへ行った話、
多くの出会い、それらを通して起きた価値観の変化などを話しました。
また、今後の夢についても語りました。
覚えている方がいるか分かりませんが、
以前、彼がお見舞いに来てくれた日のブログでは、
持病が原因で大学を中退した後、山で修行していた話を紹介してくれた友人です。
2015年9月23日、入院115日目。(事故から174日目。)
山小屋での修行だけでなく、アメリカやカナダへギター作りの修行にも行っています。
そして今、なりたかったギター職人になっています。
そんな彼と話していると、
「ハンデや困難があったほうが人生は甘く豊かなものになる。」
この言葉に、より大きな意味を感じます。
5年後、10年後、もしくは、自分の人生を終えるときに、
「30歳で歩けなくなったのは、ちょうどいいハンデやったな。」
そんな風に言えるように、明日も目の前の1日を一生懸命に生きていきます。
あ、リハビリもね。(もちろん今日もやりましたよ!)
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