キドリハ通信 KIDOREHA BLOG
2015年12月10日、入院193日目 。(事故から252 日目。) 2015年12月10日 20時45分17秒
皆さんおはようございます。
退院まであと3日になりました。訓練1つ1つが感慨深くなってきました。
今日も張り切ってまいりましょう。キドです。
昨日は、初めて松葉杖で廊下を長距離移動、松葉杖歩行で最長の560歩を記録しました。
スムーズになってきましが、松葉杖で歩いていると握力がなくなってくるんです。
まだまだ不安が抜けないので、松葉杖を持つ手に力が入っているためです。
今週、脚に低周波での電気刺激を与えてみています。
しかし、脊髄損傷には全く運動神経が働かない完全麻痺と多少の運動が可能である不全麻痺があって、
僕が完全麻痺だからなのか、電気を流しても筋収縮は見られません。
刺激を与えるポイントをいくつか変えて試みたのですが、どこも反応はせず。
続けること自体に意味があると信じたいですが、可能性は未知数です。
皆さん、何か良い意見などあれば、教えてください。
さて、話は変わりますが、昨日「ザ!世界仰天ニュース」でアスペルガー症候群の母、
というテーマの特集がやっていました。
アスペルガー症候群とは、空気が読めない、片付けができない、明確なルールが無いと臨機応変に対応できない、
などの特徴を持つ発達障害です。しかし一方で、特定の分野では類まれな才能を発揮することも多く、
エジソンやアインシュタインもこの病気だったと言われています。
幼い頃から片付けるのが苦手、空気を読めない言動で人間関係を築くことができなかった女性は、
大人になるまで病気と気づかず、子どもが生まれても家は散らかりっぱなし、ママ友の中にも入っていけない母を見て、
夫や娘は「なんでウチのママはこんなにもダメなんだろう。」と家庭が不信感であふれていました。
しかし、あるキッカケがあって、自分が病気だということを知った母とその家族。
その後は、苦手な片付けは夫の手を借りたり、自分なりに苦手を克服する方法を探っていきました。
そして、最も印象的だったのが、その娘のコトバです。
「最初は、『ウチのママはなんてできないママなんだ。』と恥ずかしくて仕方なかった。
でも、病気であることが分かってからは、できないことをできないままにしない、
できるように努力しようとしている母親の姿は尊敬できるママだと思っています。」
障害も共通するところがあるのではないかな?と思っています。
障害者にはできないことがあります。
ただ、周りの助けを借りて障害とうまく付き合ったり、
できないことをできるようにするために努力することは大切だと思います。
そしてそれができるようになった時には、普通の人以上に喜びがある。
これも、『人生チャラの法則』だと思っています。
(だけど、今回の入院で、正直、人生チャラの法則が当てはまらないくらい不遇な境遇に生きている方々がいるということを知りました。)
そう考えると、やはり今の自分が恵まれていることに感謝をして、
今日も努力を続けなきゃな、そう思う、今日この頃です。
「挫折を経験した事がない者は、何も新しい事に挑戦したことが無いということだ。」
byアインシュタイン
今日も元気に行ってらっしゃい。
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