キドリハ通信 KIDOREHA BLOG
2015年12月4日、入院187日目 。(事故から246日目。) 2015年12月04日 17時18分53秒
皆さんおはようございます。
今日で事故から8か月が経ちました。皆さんのおかげでここまでこれました。今日も感謝のキモチから1日をスタートしたいと思います。
そして今日は金曜日。 会食がある方は、ほどよく、楽しく、いいお酒。飲みすぎにはくれぐれも気を付けてくださいね。
早速ですが、今日ははじめに、昨日の松葉杖歩行の様子を紹介します。
周りの方が映らないようにしているため、見づらいかと思いますが、
だいぶスムーズに歩けるようになってきました。
自力歩行まではまだまだ道のりは長そうですが、
為せば成る、為さねばならぬ、何事も・・・諦めずにいきたいと思います。
そこで、今日は「為せば、成る。」という話を紹介したいと思います。
大学の1学年下の後輩に、
Jリーグの横浜F・マリノスに所属する奈良輪雄太(通称:ナラ)という選手がいます。
ナラは、横浜F・マリノスユースから筑波大学に推薦で入学、1年の頃から トップチームでプレーしていました。
ナラのプレースタイルは、 右サイドバックとして ずば抜けた運動量で攻守に貢献し、
プレーでチームを引っ張る職人。誰もがその実力を認める選手でした。
僕はナラとは大学時代はほとんど話したことが無かったんですが、
ナラのプレーを見て「言い訳をしない、人のせいにしない、プレーで語る。」 その印象が強かったんです。
しかし、ナラが大学4年の時に2軍に降格。
その時期の2軍降格は、プロを目指す選手にとって致命的でした。
スポーツの世界で活躍するためには能力だけでは語れないところもあり、
ケガや、好不調の波、指導者との相性やスカウトとの縁など、実力以外の要素も大きく影響します。
結局、ナラは思い描いていたJ1への道には進めず 、(当時)その2つ下のカテゴリーであるJFLのチームに進みました。
最近、ナラと連絡を取り合う機会があって、この時の心境を聞いてみました。
「もちろん常にプロを意識してやっていましたよ!だから下のチームに落ちた時は、本気でサッカーをやめようかとも考えました。」
でも、ナラはやめなかった。
それからJFLで自分を磨き続けて、JFL新人王やベストイレブンを獲得。
自分を磨き続けた結果・・・ 大学卒業から3年後、
JFLでの活躍を認められ、ナラは 横浜F・マリノスに移籍を果たしました。
もちろん、ナラにとってマリノスへの移籍がゴールではないと思います。でも、コレは大きな成果です。
なぜなら、スポーツの世界で、下位カテゴリーのクラブから上位クラブに移籍することはほとんどありません。
ましてやJFLからJ1に移籍することなんて、奇跡に近いんです。それくらい難しい。
そんなナラの姿から学びたいのは、
どんな環境でも言い訳せず自分と向き合うこと。そして、諦めないこと。
家族やサポーターの声援をチカラに変えて、結果を出したということ。
これは、サッカーに限ったことではなく、リハビリや他の世界にも通ずることだと思います。
「為せば、ナラ。」
by横浜F・マリノスサポーター
仕事でJリーグの会場を訪れた時、スタジアムにかけられている横断幕にそう書かれていました。
ナラの特徴をとてもうまく表現したコトバだなあと思いつつ、
仕事は違えど、そんな仲間と同じピッチで仕事ができていることを嬉しく思いました。
家族や周りの方の声援をチカラに、諦めずに自分を磨き続けること、それがいつか大きな成果になってかえってくる。
そう信じて、今日も訓練行ってきます!
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