キドリハ通信 KIDOREHA BLOG
2015年8月17日、入院78日目。(事故から137日目。) 2015年08月17日 17時35分04秒
おはようございます。今日も木戸です。
今週はお盆明けの再スタートですね。
今週末、お盆にも関わらずお見舞いに来ていただいた方々ありがとうございました。
何度か話していますが、入院中は訓練とお見舞いに来てくれた方と話すことが僕の生きがいです。遠いところお見舞いに来ていただいて本当に感謝です。
また、お盆の10日間、サポートしてくれていた父親が昨日神戸に帰って行きました。
お父さんありがとう。
いつの日か、歩けた時に「お父さんのぎこちないストレッチの成果が出たね。」と笑えるとイイなと思ったりしています。
↓ぎこちないストレッチでお母さんに指導されるお父さんの写真です。
先週は、失禁ゼロキャンペーン3週連続達成、車椅子トランスの成功など、GOODニュースが多数ありました。
その他にも、ベッド⇄車椅子の移乗がトランスボード無しでの移乗に許可が出ました。
更に生活の自由度が上がってきている実感があります。ちなみに、昨晩ドラゴン現れました。報告まで。
さて、土日は訓練がないので今日もまたメンタル面のコトを話したいと思います。
最近、本当に訓練が楽しいんです。
訓練メニューが充実しているとか、失禁せず訓練に集中できているなど要因はいくつかあると思いますが、大きな要因としてチーム木戸の存在が大きいかな、と。
カッコよく言うと『TEAM.KIDO』です。呼んでいるのは自分だけなんですが…
イチローとか、石川遼とか、海外挑戦する時なんかに、スタッフの総称としてTEAM.イチローとかTEAM.遼って呼んだりしますよね。そんな感じです。
繰り返しますが、あくまでも自分が勝手に呼んでるだけです。(私たちはただ仕事としてやってるだけですと言われると傷つくので公言はしていません。)
もう少し具体的に言うと、関わってくれている皆さんが、社会復帰だけがゴールではなくその先にある「いつの日か訪れる自力で歩く」コトがゴールであるという共通認識を持ってくれている、そんな実感があるコトが一番大きいです。
日々の訓練を指導してくれる訓練士の方がいて、ベッド周りのことを見てくれる看護師さんがいて、全体を統括して相談にのってくれる担当医の先生がいる。
まさに『TEAM.KIDO』です。
コレは、自分なりにいつも心がけていることなんですが、周りの人が僕とチームメイトになりたいと思われる存在になりたいなと考えるようにしています。
例えば、サッカーの練習で紅白戦をするため2チームに分けるとします。そういう時「あいつと同じチームがイイな」とか、「あいつと同じチームになれなかった、残念…」とかそんな心情が出てくるもんです。
子供のころドロケー的な遊びをする時のチーム分けをする時なんかも同じですね。
「あいつと一緒やったらオモロくなったのに…」みたいな感じです。
遊びでも、仕事でも、皆さんも一度は思ったコトありませんか?
そんな時、他の人と一緒になれなくて残念、ではなくて、自分自身が一緒にになりたいと思われるコトを目指すんです。
すると、その時間だけでなく、周りの環境がプラスに変わっていくと感じています。
病院でも、その日ごとに部屋担当の看護師さんが変わるのですが、どの看護師さんが良い、悪いじゃなくて、
相手の看護師さんが「今日は木戸さんの部屋でヤッタ。楽しくなりそう。」
と思ってもらえる存在を目指したいと思っています。
以前紹介したキング・カズの本の中で、
「(レンタル移籍になった選手が)早く元のチームに戻ってこれるように頑張ります。ではなくて、レンタル移籍先のチームから、頼む、戻らないでくれ。って言われるような選手を目指すべき。」
って言葉と少し共通することなのかな、って思ってりしています。要するに意識次第で環境は変わる。
僕がそんな風に心がけるようになったのは大学3年の頃に大学の先輩が話してくれたこの言葉と出会ってからでした。大変長くなりましたが、今日の最後は僕が大切にしているこの言葉で締めたいと思います。
「一流は環境を造る。
二流は環境を妬む。
三流は環境を恨む。」
by筑波大蹴球部先輩
さーて、今日もTEAM.KIDOを引っ張っていきます!
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