キドリハ通信 KIDOREHA BLOG

vol.3 キドリハ通信～欲しがりません立つまでは第 4章～

 

皆さんこんにちは。
一昨日、東京に戻ってきました。飛行機で戻ってきましたが、1年前の初めての際はあんなにビクビクしていたフライトも、今では何もビビらずに乗れるようになっています。

 

 

その余裕も、オーストラリア留学がくれた経験の賜物だと思います。オーストラリアを往復する約9時間のフライトや、現地でメルボルンやシドニーなど、何度もフライトを経験したので、今では全く動じないようになりました。

 

 

自分がどのくらいの頻度で除圧しなければいけないか、脚に血が溜まらないよう脚を奥さんの膝の上に上げる姿勢を取った方が良いとか、今では色んな対応策を持っています。

 

車椅子になると色んなところに外出するのが億劫になりがちですが、僕はだからこそ、積極的に外出しまくるよう心がけています。障害者としてのイメージ？みたいなものを打ち崩したい。そう思うからです。

 

 

今日は、そんな「障がい者のレッテルに抗う」というテーマで話をしたいと思います。障がい者になると色んなレッテルを貼られます。
「障がい者だから大変。障がい者だから健常者より弱い。障がい者だから助けないといけない。障がい者だから…」。日常にそんなシーンがたくさんありますが、僕はあんまり好きじゃありません。

 

 

公共交通機関での移動が不便でも出かけますし、理不尽な不便さに気づけばそれを改善してくれるようにアプローチしたいと思っています。

 

 

僕が車椅子でも、困ってるおばあちゃんがいたら声をかけますし、重い荷物を持ち上げられなければ僕が車椅子からでも手伝います。たまに持ち上げられないコトもありますが。笑

 

 

今回の滞在、神戸での約10日間も、多くの素敵な出会いがありました。今日は、その中の１つの出会いを紹介します。

 

神戸ライフセービングクラブに所属している古中信也さんという方とお会いし、お話する機会がありました。

 

 

 

彼は、13年前に頸椎損傷になり、今でも腕や手にも麻痺が残ります。頸損なので、僕よりも麻痺のハードルは高いです。

 

 

そんな古中さんですが、事故前はライフセーバーとして活躍されていました。

 

 

そして、今でもライフセーバーとして活躍されています！！

 

 

そうです、ケガをした今でもライフセーバーとして活動しているんです。

 

 

事務職とか、管理職とか、そういう仕事ではなく、ビーチの安全管理と人命救助の最前線にいるんです。

 

 

 

日本で唯一の車いすライフセーバーです！！

 

 

「障がい者って、普通助けてもらう側だとみんな思ってるでしょ？
だから、障がい者だとしても、ライフセーバーとして助ける側にいたかったんだ。」内に秘める想いを話してくれました。

 

 

僕はオーストラリアのビーチで水泳もサーフィンも経験しましたが、正直、まだまだ泳げません。
もちろん泳げるように今後練習したいと思っていますが、脚が動かない状態で泳ぐことはとてつもなく難しいです。
予想以上でした。健常者が脚を使わずに泳げることとは次元の違う話なんです。

 

 

さらに、繰り返しになりますが、古中さんは頸損なので腕や手にも麻痺が残っています。

 

 

その状況で、人命救助のスキルを身につけ、その体力を維持し続けていることは半端な覚悟で実現できるものではありません。
言葉では書けても、それがどれだけ大変なことかは、僕にも想像できません。

 

 

障がい者だから出来ないとか、
障がい者だから仕方ないとか、
そういった常識をはねのけて生きている、
“ライフセーバー・古中信也”のスタイルが大好きです。

 

 

 

そして、僕も彼に負けないよう、自分の限界を決めずに生きたいと思います。
皆さんも、油断してると僕たち障がい者に置いて行かれますよ。笑

 

 

そうならないよう、お互い頑張りましょう！

 

 

では、また次回！！

 

 

vol.3 Kido Rehabilitation Blog -4th season
7th December ,2016 (1 year & 247 days since the accident)

 

 

Hi there!
I came back my home in Tokyo the day before yesterday by the airplane.
I was scared of getting on the plane with wheelchair, because I have no idea about the risk of using plane.

 

But It’s easy to do it now, because I had so many chances to take the plane from Japan to Australia and I also had even chances to go to Melbourne or Sydney from GoldCoast in Australia.

 

 

It was easy going for me!!

 

 

I know now how many times I need to push up to reducing pleasure on my hip every flight.
I know it is necessary to keep my legs up while flight on my wife’s lap.
I have some rules to keep my health good on the plane.

 

The people with wheelchair don’t tend to go out aggressively because there can’t be many accessible places especially in Japan.
But I dare to go out aggressively because I wanna broke the “Barrier”.

 

We have some “Barrier”.
Nomal people have the “Barrier” that they dislike to be late because of disabled people.
Disabled people have the “Barrier” that they worry about they make Nomal people be late.
And there are so many “Barrier” in our town.

 

I wanna broke the “Barrier”!
That’s why I go to everywhere by public transportation.
If I have too hard barrier to go through at the station or at public facility,
I claim that they should improve them.

 

 

I had stayed at my home town Kobe for 10 days and I had great special meeting with special person.

 

 

His name is Shinya Furunaka who was a Lifeguard before he got injured of neck spinal injury.

 

Although he has paralysis on above his body…his arm and also his finger, he is a Lifeguard still now.
He does not do management but save a life of people on the beach.

 

 

I did surfing and swiming in the ocean at Gold Coast, but I can’t swim actually.
It was really difficult to swim without my legs.

 

 

That’s why I can’t believe that he saves a life…unbelievable!

 

 

He is a just one lifeguard with wheelchair in Japan.

 

I asked him “Why you keep being as a lifeguard still after injury?”.

 

He said “People think disabled people should be supported by nomal people, right? That’s why I want to support and help nomal people!!haha”

 

 

 

He is super cool, isn’t he?
There is no limit for the people who have ambitious!!

 

 

Boys, be ambitious like this disabled guy.

 

 

That’s it today! See you next time!!